レビュー一覧

ベティ・ニールズの新刊は借りるのが習慣なのですが…なかなかこれはどうしたものか。話自体はいつもと同じくオランダ人の医師とイギリス人の看護師(辞めてしまいますが)、気難しくも心のなかではヒロインを可愛がっている伯母、という構図です。なにが気になるかといえば、まず時代背景がわからない。教授の車はクラシックなのに、当て馬の親戚女が乗るのは今どきのベンツ。ヒロインや伯母さんの衣装は戦後直後的なもの。酸素チューブは今どきのもの。車イスは昔のもの。ごちゃまぜです。ヒーローの服装は昔のややチンピラめいている(船の場面)…お願いですから、時代を統一してください。それが気になって毎ページ突っ込んでしまいました。

イギリスの貴族は財産が相続者に殆ど行くから、お嬢様でも結婚しない限り大変なんですね。凄く単純に描かれてしまったので、荒筋みたいな感じです。ベティニールズの金持ち話は貧乏な読者にするとお伽噺なので何故か読んでしまうのでした。

マーガレットの態度に腹立たしい思いで読み進みましたが、ラストはなる程と納得でした。

エリートで家柄もいいヒーローはなかなか本当の気持ちが言えないのね！プライドが高いのも考えもんだわ〜

うーん、絵が不安定というかベティの作品に合ってないし、ずっとみてられないです。本当にこの値段で買って読むのは辛すぎる。人気のない漫画家がベティを描いて売ろうとしてるのはバレバレ。ハーレクインはヒーローがイケメンじゃないと話しにならないのに、全てが安っぽい。

ヒロインがこのヒーローの態度が好意を持っているって思うはずないです。そして、ヒロインが恋する気持ちも理解出来ない。

何故かすれ違ってばかりのヒーローとヒロインでした、叔母様はワガママですが憎めない、楽しくよみました。