レビュー一覧

一穂先生が大好きなので読みました。まだまだ終息していないけど、当初はこんな感じだったなぁと既に懐かしささえありました。漫画の良さはもちろんあったけど、小説でも読みたかったです。オーナー主役でこのカップルも登場させて書いて欲しいな。

この作品は当たり前なんだけど共感する場面ばかり。ストーリーは男の三角関係だけどあっさり。2020年の初冬。ほんの２年前だけどコロナ禍がこんな長く続くとは思ってなかったなぁ〜。慣れてしまったマスク生活、リモート会議、テレワーク。最近知り合った人って素顔を見たことがない。こんな異常な日常早く終わって欲しい。好きな人に触れたいのに躊躇するのは悲しいですよね。でもでももう少し頑張って、来年は綺麗な桜を思いっきり楽しみたい！

淡々とストーリーが進んでいく感じがしました。感情表現が下手な年上攻めと受けだからなのか、なんか物足りない感じがしてしまいました。もう少し、ラブラブな感じがあったら良かったです。評価下げてごめんなさい。

マスクが当たり前の世界になって変化した日常の考えや意識が沢山詰まっていて、とてもリアルにそして身近に感じられるお話でした！なんとなく感じていた世の中の変化に対する寂しさを、主人公を通して共感できたというのはとても新鮮でした。3人の恋模様は決してドロドロすることなく、タイトルと表紙のイメージのまま清々しいです。今だからこそ読みたい、でもまた何年後かにこんなこともあったよねと言いながら読みたい、そんな作品です。

BL要素と今の現実世界コロナ禍での人間関係のモヤモヤや拗れ、改善なども何気なく、でもしっかり描かれていて良かったです。BLにそんな要素はいらないという方もいるのでしょうが、世界観がしっかり描かれていて登場人物たちが現実にいるよう身近な存在に感じられました。読後に切ない幸せの余韻がいつまでも続きました。

心の移り変わりを繊細にわかりやすく描いていて読みやすかった。小説版を読みたくなりました。せっかく原作が作家さんなのだし実現してほしい。

時代に沿った話でした。今再び、感染者が急増して原作の中の日常が戻ってこようとしてる不安があるけども、この2人みたいに静かに進んでいく日常も、良いよなと思いました。

レンタルされるの待ってました!今の現状と重なり人との心の距離感を考えさせられました。話しも緩やかに自然に進んでいきとても読みやすくおもしろかったです!出来れば続編読みたいなー

大好きな一穂先生の原作にymz先生の絵があまりにもぴったりすぎて、興奮と感動のあまり分冊の始めの方でレビューしちゃうぐらい、ゆったりと心待ちに追っていたお話でした。ただ、最終話の最後のさいごで観月の表情が見えなくて後ろ姿だったのがすっごく心残りで。観月くんて、自分でも言っていたけれど、中途半端な状態ですごく苦しかったと思うんですよね。で、その前提的に自分たちではどうしようもないコロナ禍という状況がある。そんな観月の気持ちをもちろん響も十分分かっていたから、「待っててくれてありがとう」って、涙と笑顔で伝えた。ここで観月くんの表情ひとつあれば、心残りもなかったのかもなあ、と勝手に思ってしまったり…しております。正直、観月くんが笑顔なのか、少し前のコマみたいな泣き顔なのか分からなくって…って、わー！単に2人の笑顔をymz先生の絵で見たかったんです！（単なるわがまま）わがままついでに、書き下ろしの物語もymz先生の絵で読めたら最高だったなあ、なんて。それぐらい、一穂先生とymz先生のタッグが素晴らしすぎて！だめですね、もっともっとと欲張ってしまう、笑。この2年誰もが感じていた、感じているひりついた痛みを、響の変化とともに穏やかに丁寧に癒すように描かれた素敵な物語でした。とはいえ、征司さんの今後も気になるし、2人の笑顔は当然見たいし、で、これからのカラフルモーメントなお話、いつまででもお待ちしております。

作者さん買いです。共感することが多くて、とても繊細なストーリーでした。