レビュー一覧

前作「朱鷺色三角」よりも湿度感が弱まり、一気にバスケマンガの様相を呈しますｗ今までとは全く違った環境で人間関係に悩みながら、それを乗り越えようとあがく霖の姿に連載当時胸を打たれまくり、何度も涙しました。友情に恋愛、そして自らの血の呪縛にどう決着をつけるのか？ぜひ最後まで読んで様々な意味の「情熱」を感じていただきたい作品です。ちなみに、これ単体でも読めますが前作からの登場人物が多いので、絵がなかり古いですが前作から合わせて読まれた方がより話に深みが出ると思います。お勧めです！

アメリカに舞台を移します。バスケはアメリカで絶大な人気を誇るスポーツなので、主人公に対する周囲の目も厳しいものがあります。相手を蹴散らしてでも上にいくという野心。負けない勝負はしない、というプロ意識。白人・黒人・黄色など、アメリカの人種差別の実態がすごくリアルでした。麻薬も身近に出てきます。麻薬の種類はこの漫画で覚えたかもしれません。バスケで成功をつかみつつある主人公の友人が仲間にはめられ、すべてを失いそうになる。同じ黒人で同じスラムで育って、なんでお前だけが明るい場所に行けるんだーー！！という仲間の悲痛な叫び。ゲイのコーチも出てきて、アメリカの縮図みたいな漫画です。

ずっと以前にコミックスで読んで大好きだった作品。久しぶりにこちらで発見し読んでみましたが、やっぱり面白い。樹なつみさんの作品はどの作品も大好きです。いわゆる“ハズレ“がないのでどれを買っても損はないので安心。

もうビックリですよね！朱鷺色から一気にカリフォルニアの青い空で、バスケットボールダイアリーだもの。私はこれを読んでからずっと南洋真珠欲しくて、未だにゲットできてないけど。リン君の恋人が黒人ってのも、当時はビックリだったよ！永遠の青春のバイブルですわ！

中学、高校生時代大好きで読んでいた樹先生の作品です。小学生の頃から洋楽が好きで留学する！とずっと思っていたので、アメリカってこんな感じなのかしらと愛読していましたが、後年米国へ長期留学後強く感じましたのは、樹先生ってアメリカに住んだことあるのかしら?! 米国人の友人が多いのかしら？！と思うくらい、キャラクターの空気感が米国で、外国に住んだことのない作家でそんな作品って滅多にないかと思います。お話だけでなく、文化、社会問題なども学べる素晴らしい作品です！

今でもたまに実家なら帰ると読み返してます。「朱鷺色三角」の続編ですが、空気感が全然違います。胸が熱くなる。個人的には蕾と零のその後が気になりました。絵柄もこの頃が一番好きです。

『朱鷺色三角』シリーズのアメリカ編。こちらだけ読んでも十分楽しめますが、前作を読むとさらに。今作は血縁、家族を超えて、よりスケールの大きなストーリーで好きです。主人公の霖がたくましく成長して行き、登場人物それぞれが何かから解放されてゆくエピソードが心を打ちます。時が経っても色あせない名作。

連載時、前作も含めて読んでたので懐かしくて借りてみましたが、今読むと絵が汚いです。超能力の血筋はとても魅力的ですが朱鷺色三角に比べるとどろどろ感が薄いです。

とにかく大好きな作品です！樹先生のファンになったのもこのシリーズがきっかけです。アメリカ編は前作より楽しく読めるので好きです。レイと蕾の数年後がいまだに読みたくて仕方ありません。

続編。樹なつみキャンペーンに見事釣られて爆買い。。。アメリカ人の本質とか、そこら辺の少女漫画とは違って割とリアルに描かれてる気がする。やっぱり大人になったせいか、所々突っ込みたくなる所とかあるけど。自分の居場所を霖が見つけてくのが尊い。零と蕾が好きだったな。