レビュー一覧

季節は　ずれてしまったけれど　クリスマスの物語にはいつも泣かされてしまいます。愛があって　温かくて思いやる心に満ちていて・・・昨年の春に私も種類は違いますが「がん」の手術をしました、もうおばあちゃんですからさほど深刻にはなりませんでしたが　五年は検査に通わなくてはいけません・・・前向きに生きることがどんなにどんなに大変なのかよくわかるから・・・ヒロインの気持ちに頷くことがたくさんありました。

小説版の邦題は『ナニーと聖夜の贈り物』で、ハーレクインでよくある、自分の余命が短いと思っているヒロインと、クリスマスにトラウマがあるヒーローの話です。コミック版の内容ですが、アイリーンの出番が原作より増えている一方、原作では重要な脇キャラだったろばのジェマイマなどペットたちがいなくなっていたり、ヒロインがCD制作をしている話(原作ではヒーローがヒロインの真実を知るのはこれでです)や、オールドジョックが倒れ主人公たちが応急処置をするエピソードや、ヒーローがバグパイプを吹く話がカットされていたり、また、ヒーロー元妻の相手なども変えられていたりなど、伊藤先生の他のハーレクイン作品同様原作からかなり変えられています。全体としては原作の方が好きなんですが、伊藤先生の独特の語り口も好きですし、ヒーロー元妻の設定はコミック版の方が良かったので、星の数はこれくらいで。あと、今作は141ページあるのも良かったです。ページ数が増える分描く先生の負担も増えますから、安易に増やしてくれ、とは言い辛いですけど、これくらいの方が駆け足感もそれほどなくなるので良いですね。

クリスマスシーズンではないけれど、気持ちいいくらいにハッピーエンドなお話でした。また読み返したいです。

泣けた〜！良かった！！どんなに辛い状況でも、ヒロインの様にいつも口角をあげ、笑う門には福来るで一生懸命生きていたら、神様が見てくださっていて、病気も完治して幸せな結婚が出来るんだって思いました。ヒーローの亡くなった綺麗な妻が、実はレズビアンでヒーローとは偽りの結婚。そして相手の女性と火災に巻き込まれて亡くなったというのが、またおったまげな真実でした。そんな元妻の忘れ形見な双子の姉弟が、ナニーであるヒロインととても仲良くなって、父親との結婚を願う姿がとても可愛かった。末永くお幸せに！！

伊藤先生の作品、大好きです。今回の作品もとても素敵で。ハーレだからハッピーエンドとわかっていてもドキドキ心配させられました。子供たちが可愛くて、ヒロインも素敵過ぎていうこと無しでした。

このお話を読んでいて、癌宣告を受けた当時と、手術の為に入院した時を思い出し、複雑な気持ちになりながら読みました。8年前の事です。手術だけで、子宮を全摘しました。今も年一回、腫瘍マーカーの検査を受けています。なので、ヒロインの気持ちが手に取るように分かります。このお話のヒロインはとても明るい人柄なのが救いですね。クリスマスの雰囲気も素敵で、ヒーローの子供たちも可愛かったです。女の子の口癖が可愛い！ヒロインはヒーローだけじゃなく、お友達にも恵まれましたね。とってもいい人！また、クリスマスの頃に読みたくなりました。前半、お話と違う事を書いてごめんなさい。

同じです。もうすぐ私も、最終検査を受けます。でも、治っていても、再発していても、みんな明日はどうなるかわからない。１日１日を、楽しく一生懸命生きればいいのではないかと、今の医学がなかったら、死んでいたであろう私は、いつも思っています。主人公を見習います。

泣いちゃいました。ストーリー展開と伊藤先生の絵柄がよく合っていると思います。亡き奥様は多分別の男性が〜だと想像したけどちょっと違いましたね。子供たちも良い子で涙腺ウルウル。ラストシーンのスコットランドのキルト　すごくステキでした。ハダカデバネズミ　キモいけどよく見ると可愛いんですよ〜〜。

病気ものはずるい。泣くでしょこれは。こんなにいい子のヒロインだから、絶対幸せにならなくちゃ。

病気の再発を恐れるエマは最後にナニーとしてクリスマスを過ごすことにしてドクターのところで子供たちと仲良く過ごしていたけど深入りしてはいけないとどこか壁をつくっているのが人生を諦めてしまってるようでかわいそうだった。希望を与えてあげたいと思ったが、それが楽しい家族ができる事で幸せになれてよかった。