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推理がとても面白くて読んでてとても楽しかったです。

航空機事故からF1マシン、ジェット連絡線、戦闘機、果ては人工衛星まで、凄腕の主人公「あらゆる事故を令状なしに捜査」できる内閣官房特命調査官の嘘みたいな活躍劇。特に1巻の航空機事故の検証がバカみたいに費用をかけていてとても笑った。戦闘機編では自機の撃ったバルカン砲の弾に当たってしまうという戦闘機のマッハスピードのなせる技が謎解きされていて興味深かった。また、竹の落雷では地下茎を伝って落雷現場から遠く離れたところで火災が発生するとか、電磁波による火災例とかとても特殊な事故事例が出てきて面白いし、勉強にもなった。作者の山田氏の画力と構成力が素晴らしく、流行りのなろう系漫画とは違って、本格的な漫画作品ですごいなあと思った。