レビュー一覧

罪を犯す人、罪を裁く人、罪を許す人。どの人も同じ人間なのですね。

韓国の小説が原作なんですね。だからなのか所々違和感を感じました。登場人物は日本名なのですが、制度的な面で日本じゃないなと感じたり・・・なので、イマイチ入り込めませんでした。

原作の方は読んでいません。人との関わり方、人生における紆余曲折(というにはあまりにも重いそれらもありますが)、そこに伴う感情の変化といったものを描くのがとても上手な作家さんです。ことばにするのはとても難しいけれど、心に響くなにかがある作品。

素晴らしい作品。読みながら、いつの間にか涙が止まりませんでした。拙い私の文章ではこの作品の素晴らしさは伝わりません。一人でも多くの方に読んでいただきたいです。現代を生きる全ての人に刺さります。

途中から話の結末がよめてしまいますが、とても感動するお話で、読んでよかったです。「手紙」の文章が、とても素敵でした。

いろいろと考えさせられました。冷静になる必要がありますね。

罪について考えさせられました。そうですよね、きちんと法によって裁かれるのであれば、私まで私刑を叫ぶのはお門違いだなと、自分に置き換えました。

主人公の 笑顔、苦しみ、感動…… 読者(僕)も 笑顔、苦しみ、感動…… 今まで僕が読んだ中で、こんなに胸に｢グッ！｣と来た作品はありません。

切ないです。　見えていないだけで、、、知りえていないだけで、、、辛い思いをしている人はきっと少なくはないのだろう、、、奪った側、奪われた側、それぞれの立場に胸が痛みます。傷つけるのは人、でもそれを癒すことができるのも人なのでしょうね、、、佐原ミズさんが好きで出会えた作品です。

タイトルからは想像出来ない程掛け離れていて幸せな時間とは一体何処にと思ってしまう暗くて重い作品でした。