レビュー一覧

方言･訛りがキツくて読み辛かったのですがストーリーは楽しめました。

全巻読了。生まれ、育ち、それから価値観も全くの正反対であるヒロインとヒーローが、最初は何もなかった政略結婚を区切りに、愛を育んでいって、最終的には別れていく、ドラマティックかつロマンティックなフィクション。柳原白蓮についての知識は、朝ドラ「花子とアン」に出てきた歌人、というぐらいしか知らず、この作品を通して初めて彼女の不憫な生い立ちを知って同情した。同様に、伊藤伝衛門についても、「花子と〜」に出てきた、黒い袴を穿いた、白蓮の怖い夫?というぐらいの印象しかなかったが、この作品を通して、壮絶な貧困生活から立ち上がり、日本の大正時代における、石炭の黄金時代を築いた立役者の一人であることを知り、尊敬した。やっぱり山田先生の描くヒーローは生き生きとしてカッコイイですね！

話の内容を確認する時間がかかりました。でも舞台や話の内容が面白いです。

実際のお話らしいですが、このさ主人公にイライラしました

生まれも育ちも違うと人と結婚するとこうゆう事もあるんだね

想い合っているのにすれ違う心が最後まで切なかった

絵が綺麗で、なにより、イケオジが男前で可愛い！ツンデレな奥さまとの喧嘩に笑ったり泣いたり、感情が追いつきません。史実とは違う、作者さんのオリジナル要素が多いとのことですが、本当に素敵なラブストーリーになっていると思います。ただ、三角関係が、ね、どうしても、ね、入ってしまうので、誰かあぶれるのを見るのはやはりつらいです。でんねむさん推しには、ハッピー……？エンドとは言いがたいです。

朝ドラで白蓮事件のことはちらっと知っていましたが、詳しく走らなかったのでこんな時代に生きた人なのだと知ることができてよかったです。思ったより女性に不自由な時代だったのと、炭鉱の様子などは、博物館より漫画の方がリアルに伝わるものがありました。

だった三巻とは思えないほどぎっしりと詰まった愛情と憎しみとままならなさで胸が詰まりそうでした。星を減らしたのはバッドエンドが地雷だからです。

炭鉱王に嫁いだ白蓮、歳の差はあれど二人の出会い、愛と葛藤に引き込まれました。