レビュー一覧

ガンスリからの相田先生のファンです。不死の一族の娘が、心を壊した母親を救うために、眷属となった武骨な男と一緒に戦う話です。時代背景は幕末の会津や明治政府なので、かなり複雑です。キャラクターはそれぞれの信念の為に戦っていて、生き生きとしています。不死の兄弟達が母を巡り争いますが、それぞれ母を想っていて、完全な悪人はいません。作画も良いです。時代考察をしっかりしているのがわかります。しかし、キャラクターのビジュアルに偏りがあるように感じました。登場する女性達は、全員美女や美少女ばかり。それに対して、男性側はむさ苦しいおっさんが殆どです。美形な男性は皆無です。この漫画は男性向けだからなのでしょうが、血生臭い内容なので、美形な男性が何人か登場してくれたらなーと願わずにはいられません。全員美形にしろとは言いません。せめて主人公はイケメンにして欲しかったです。それだけがとにかく残念です。

ガンスリンガー・ガールにずいぶん感銘を受けたので明治開化モノのこの作品も読んでみた。ガンスリンガー・ガールよりずっと「異能」の色合いが濃く、読み始めはずいぶんと違和感があった。次巻以降この違和感が薄れてゆくのか、一層オカルトものっぽくなるのかわからないが、ストーリー展開や絵柄はそれなりにしっかりしている。

明治という時代の不安定さが伝わる。皆何か背負っている感じ。

読後、GUNSLINGER GIRL等アニメ化された漫画をお描きになった作者と知って納得の内容でした。別漫画もきっちり完結してるし、今作も面白い漫画を期待してます。早く続きが読みたいです。応援してます。

これからの物語に期待。絵と話の進み方は及第点ストーリーも今後に期待だし、とりあえず買う価値あり