レビュー一覧

オジサンの転生先は悪役令嬢。基本コメディ調なのですが、実務能力や懐の深さによって、周囲から慕われていく様には説得力があります。実はオジサン＝憲三郎は亡くなっておらず病院で眠り続けています。転生先の令嬢＝グレイスの意識もおそらく眠り続けていて、現実世界で眠っている憲三郎と、仮想世界で眠っているであろうグレイスは、表裏一体の関係になっています。他の転生物と一線を画す点は、子を持つ親としての目線です。憲三郎はプライドが高く他者に厳しいグレイスに対しても、家柄や見栄を気にして性格がキツくなってしまったが、本来のこの子は…と気にかけます。現実世界から憲三郎を目覚めさせようと協力する娘と妻の家族愛も物語の一面ですし、憲三郎が現実世界に帰還する時、グレイスはどうなるのか？と、今後の展開から目が離せません。悪役令嬢物なんて少女漫画だろと思う男性も、絵柄やノリが少年漫画みたいと思う女性も、手に取ってみると一味違った面白さを感じる事ができると思います。

大爆笑ではないのですが、クスクスと笑える漫画です。作者さん同様、私も悪役令嬢もの大好きなおじさんです。悪役令嬢ものと言えば、異世界転成枠の中でもとりわけ御都合主義満載なところ。設定も「何処かで聞いたぞそれ」感満載。ストーリーも絵もベテラン漫画家さんがヘタウマ狙いで描いているのでしょう。実際の５２歳はファミコン世代でベーゴマはしないと思うし、バーコード頭の人もいないと思うけれど、昭和のおじさんと言うことで許してください。

3巻から面白くなくなった、２巻まではとてつもなく面白かったのに

今までにない悪役令嬢（笑）一切トキメキはないけどめちゃくちゃ面白い！

面白い。悪役令嬢の王道パターンだけど、中のおじさんが良い人なので不思議なミスマッチが起きる感じが笑える。上山道郎といえばゾイドのコミカライズを描いてた人では。さすが大ベテラン、緩急の持って行き方がいうまい。

憲三郎おじさんがめっちゃいい人！優しく円満な人柄でそれでいて世間知も経験値も高く頼り甲斐に溢れてます。きっとすごくいい家庭人、仕事人なんだろうなあと。その視点から見る乙女ゲーキャラの面々はそれぞれクセはあってもやっぱりみんな可愛い良い子達になるんですよね。いい意味でお父さんが見守ってくれてる感すごい、心安まる作品です。続きが楽しみです。

めっちゃ面白い！んだけど、すみません、画力が気になって気になって………。 あとまあ、ギャグだからそういうもんだとは思うけど、登場人物全員チョロ過ぎるのがちょっと気になっちゃいますね。しかしこれ（なくて全然いいんだけど）令嬢なのにラブ要素どうするんだろう、中身オッサンが迫られたりするの？（ヤバいそれは読みたくなっちゃうかも。笑）

ツイッターを見たことがあり、すごく面白かったのでこちらを購入。悪役令嬢らしく振る舞おうとして逆に好感度が上がるというのは他の作品でも見たことがありますが、こちらの作品の悪役令嬢は中身がおじさんなのでリアクションが新鮮です。また、他の転生悪役令嬢ものだと言動に未熟さや無謀さが滲み、共感しにくいと感じることもあるのですが、こちらはさすが年の功！発言に説得力がありストレスなくあっという間に読めました。早く続きを読みたいです！

おじさんより上のおばさんです楽しく読ませていただいていますおりますどんどん好感度が爆上がりの悪役令嬢がたまらないです何かしら秘密も有るようなのでこれからの展開も楽しみです！

初読み作者さんでしたが、飽和市場かと思っていた転生ものの中で「50代公務員父」が「悪役令嬢」に転生ってどうなるのー？と思って読んだら、いやいやもう期待以上でした！ 主人公の憲三郎が、自分の娘がプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生 しても、いい感じに枯れてて、調子に乗ることもなく、変に色気を出すこともなく、でもその世界での自分の役割を考えながら振る舞うところが、気持ちがいいんですよ！ 転生ものにありがちな現実世界よりもチートな能力を身につけて華麗な人生…とかは食傷気味なのだけど、中身が昭和枯れすすきな憲三郎が入っている令嬢グレイスの憲三郎が公務員人生で身につけた対人スキルや、まっとうな父親としての感覚で発する言葉や振る舞いが、思わぬ好感度の爆上げを招いていく、という展開も、本人に下心がないから気持ちよ〜く読めるんです。