レビュー一覧

え？ナディムが義兄？てことは「砂漠の国に囚われて」のイサルトの妹なんですね。全然知らなかった。出てこなかったし。イサルトもお父さんのことで苦労していたけど妹もそうだったんだ(泣)馬になるところはカッコいいですね。イサルトも女王のように乗りこなしてたな。サルマンも元気かな。原作に書いてありそうだから読んでみよっと。

作者買い。事件の後始末が呆気なさ過ぎるのが残念だけど、二人の恋は盛り上がってたわ。ヒーローのやり直ししたい気持ちを真っすぐ伝えてたら、波瀾は無かったのにね〜。まあ、ドラマチックにはなったけどね。

悪い人が一人も出てこない、いいお話でした。真っ直ぐ生きてきたヒロインが、ヒーローの心を解かしていきます。後半、随分と話が飛んでいる様に感じました。ページ数の問題でしょうが残念でした。

調教師として名高い富豪男性の元で働いていた兄が、ある事件に巻き込まれ失踪。彼の無実を証明するため、妹であるヒロインが富豪男性の元へ忍び込む。が、すぐに見つかってしまった彼女は、兄が無実を証明、或いは捕まるまで彼の元で人質として留まることに。そんな奇妙な同居生活の中、彼女の心の美しさに動かされ惹かれてゆく彼と、彼の隠された優しさに惹かれてゆく彼女。事件はどうなるのか、二人の関係はどうなるのか。心では惹かれ合っているのに、事件や思い込みが二人を擦れ違わせる。最後まで、素直になれない二人が見ていて切なく、フィナーレまで目が離せない作品です。最後の事件解決があっけなかった感があるのが、少し物足りないかも？

だいたいロクでもない兄貴なことばかりですが、ちゃんと物語の裏で仕事してました。今作は犯人探しではなく、凍土のヒーローの心を解いていくストーリーです。登場人物が多く賑やかで、暖かいお話でした。

他人を信じないヒーロー、自分と全く考えかたの違うヒロインと出会い心を開いていきます。

『砂漠の国にとらわれて』(折原みと先生がコミック化されています)のヒロイン、イサルトの妹がヒロインを務めている作品です。また、原作では『憎まれても君が欲しくて』(今の所まだコミック化されていません。なお、今作ヒロインの姉夫婦はこちらでも出演しています)のヒーロー、ジオ・コレッティが今作ヒーローの取引相手として言及されていましたが、コミック版では省かれています。コミック版の内容ですが、原作同様ヒロインとヒロイン兄の言い分に納得出来ない点はあるのですが、原作以上にヒーローが傲慢俺様男な割りに妙に可愛げが感じられるキャラで、主人公たちが両想いになる過程でもまだ年若いヒロインだけでなくもういい大人なはずのヒーローまでもが何だかウブくて人と接するのに慣れてない感じがあって、そこがまた良かったです。終盤ヒロインが落馬して以降の話が原作から相当変えられていて、イサルトたちの出番が無くなったのは残念なのですが、ヒロインが一時的に記憶喪失になるオリジナル話のおかげで、ラヴストーリーとしては原作以上にまとまった作品になっていて、そこは良かったです。

一度レンタルした時には購入しなかったんですが、今回はやっぱり買いました。

幼い頃から苦労して冷徹になったヒーローと、兄を助けるために自ら忍び込んだハートフルなヒロイン。刺々しかった使用人たちがヒロインのお蔭でフレンドリーになり、タチの悪い客への粗相を正しく対処できるようになったヒーロー。最後の最後までひねりがあって、とても楽しめた。ヒロインのお姉さんの話は読んだことがあるようなw

　兄の冤罪をはらすためにヒーローの人質になったヒロイン。騎手としての確かな実力をもつかっこいいヒロインでした。お馬の大きさや可愛らしさ、競馬のスピード感をしっかり絵で伝えられていました。達者な作者さんです。