レビュー一覧

この先生の作品は、誰かへの想いに取り憑かれているとお互い勘違いしてこじれてしまう話をよく読みます。今回もそんな話ですね。今回では、息子が一番大人かなあ。

「眠る湖シリーズ」三作目で亡くなったいとこマックの彼女とその息子が登場。レーサーで別に会社を持っているヒーローが最後にお祖父さんの所へやってきてようやく3人が揃うと、仮病を使ってまで呼んだ理由を告げます。それがヒロインとマックそっくりな息子が町に帰ってきたので、家族として紹介して欲しいからでした。15年前ヒーローはマックの彼女だったヒロインに惹かれていて別の罪の意識があり、ヒロインも2人の間で揺れていてとこの2人がややこし関係でしたね。

3人のいとこ達の中で一番ややこしくなってしまったヒーロー。亡きいとこの息子とどう向き合って行くのか。ヒロインの本当の気持ちはどこにあるのか。面白かったです。

亡くなったイトコを思うと切ないけど、みんな乗り越える事が出来て幸せになってよかったです

亡くなったいとこが可哀想ですが、ヒーローとヒロインが過去を乗り越えられてよかったです

とても悲しい出来事を抱えたヒーロー達のシリーズでした。落ち着いた大人のストーリでした

疎遠になった切っ掛けの事故の傷がそれぞれ癒え始めて大団円でよかったです

ようやくマックの死がトラウマになった男性陣3名と、彼女が解決。二人とも想いがありながら複雑な関係ですね。一番真っ直ぐに進んだのがヒロイン息子。大人になるって色々がんじがらめになって遠回りするんだな、と思う作品でした。