レビュー一覧

他人のこづかいの額と使い道という、なかなかお目にかかることはないけれど気になるテーマを扱った漫画です。基本的にはほのぼのとしているのですが、消費税増税・食品価格値上げ・コロナ禍・結婚生活の厳しさなど、現代日本の社会情勢がリアルタイムで描かれているので、切なくなる場面もあるかもしれません。消費税もなく食品はたっぷり入っていてコロナがなかった…そんな時代が遠く感じられます。絵は人を選びますが、私はとても好きです。特に子どもさんが可愛らしいです。あと背景や小物の書き込みが非常に細かく、ついつい細部まで見てしまいます。これでもかと書かれた背景の汚れや陰影がやたらとリアルです。つい「あるあるー」と言いたくなるような事・ためになる内容もありますが、その人にしか価値の分からない物に使われていて共感できない事もあります。小遣いの使い道は人それぞれなので、そこは仕方がないかと思います。個人的には3話の「ブルボンにまちがいはないですから…！」は名言だと思います。9話の「制限があるからこそ楽しかった子ども時代」のエピソードもなかなか考えさせられて好きです。気が付けば延々と読んでしまいます。スルメ漫画です。

大いに笑わせて頂き、時に感服しました（笑）皆が皆、頑張っているんだなと感じれる一冊です。

なんか節約できる気持ちになります。あったかくてイイまんがでした。

やりくりしている姿がいじらしくもあり、それぞれの節約夫たちがかわいらしくもあり、その一方で「いやいい年して何やってんの貧乏くさいにもほどがある」「こうはなりたくない」という気持ちもあり。多分好き嫌い別れると思います、この漫画。

3巻の最後にある、奥さんのエッセイは不要だなと思いました。その内容を漫画にすればいいのに。文筆家気取りの文体も、あまり好みではなかったです。

勢いで2巻迄借りて読みましたが少ない小遣いでやりくりする旦那さん達が、なんだかあまりにも可哀想すぎて続きが読みたいとは思えませんでした。読み手が女性だと節約術の参考にはなりませんが、男性だと参考になるかと思います。

こづかいに悩む夫の一助になる。自分に合うスタイルがあれば実行すべし

読んで凄くガッカリ、新しい財テクや節約方法が記載されると思ったら只の日常を書いたマンガでした。あと、けっこう散財してるような、酒、タバコはやらないからお菓子って...。

世の中の旦那さんって、お小遣いについてこんなことを思っているのかな〜、等と想像を膨らましながら読みました。

リアルで参考にはなると思いますが、この文化レベルで安心してしまいそうな危険性を感じます。