レビュー一覧

「怪物と闘うとき、自分自身も怪物とならぬよう注意しなければならない。深淵を覗くとき、深淵もまたお前を覗いているのだ」ニーチェの言葉が理解できる作品。このまま誰も救われず、助からず、幸せになれないエンディングを迎えてほしい。

気になる内容ですが、読み続ける程の魅力も感じず。ちょっと気持ち悪い人ばかり

面白い。1〜4巻＆ヤングジャンプまで読んじゃいました。少年の苦悩やら何やらあれども周囲の狂気がヤバい！ファンタジーでも特殊能力もない普通の世界の狂気、久々に一気に読みました。正直に言って終わりを知れば面白くなくなる作品だと思います、だから旬の今、面白い時に読むべき作品ですね。そして、先生大好きです。

閉塞感で息苦しくなるストーリーでした。現実にもいるんだろうな、と思うと胸が苦しいです。

賛否両論な作品。重々しい空気と出てくるキャラクターのそれぞれの性格が本当に重苦しい。なのにこれからどうなるのか引き込まれる作品でした。

すごく暗い話ですが、私は好きです。読後感は昔の純文学を読んでいるような感覚と近いです。全員ちょっとおかしいけど、すごく人間味があって身近にいそうなキャラが多いです。ホラーよりも怖いのは人間関係ですよね。

ヒメゴトが良かったのでこちらも試し読みから購入しました。有り得なさそうで所々リアルを感じる描写が刺さりました。私も主人公と少し似た境遇にいるので少し気持ちが分かるし、もしまだ自分が未成年で憧れの芸能人が一晩過ごして心中しようって言ってきたら従っちゃうだろうし、でもまだ本当に死にたくはないから先生のように助けてくれる存在が出てきたらモヤモヤしながらも思い留まっちゃうよなぁとか。登場人物それぞれ深い闇を抱えていそうなので続刊が待ち遠しいです。

本作品は、一巻の時点では「絶望とそれを束の間だけでも忘れるための快楽」の物語になっています。かろうじて幼なじみのチャコちゃんの登場回では少しコメディっぽいシーンもありますが、ヒメゴトや初恋ゾンビのようなラブコメディ要素も含む作品のファンの方には微妙かもしれません。

ダークで思考ぐちゃぐちゃな作品です。最初は令児だけが不幸なのかと思いきや町の人間全員が心に町から離れられない確執を持ってて病んでて…、救いはあるのか。拒食症？になってしまったチャコの心情や女子高生だった頃の柴沢先生の思考だったり、作者様は1人の人間なのにどうしてそれぞれの気持ちがわかるのか不思議です。

好みが大きく分かれるでしょう。個人的に大好きです。まず、絵は綺麗。構図も良いと思いますね。繊細で不気味で気持ち悪いけど美しい…という感じでしょう。展開も良い。一人一人のキャラクターが丁寧に設定されていて、心理描写もしっかりしてくれる。最高ですよもう。人間の闇だとか心の弱い方は見ないほうがいいでしょう。