レビュー一覧

こちらの漫画の良いところ、お勧めなところの言及については、他の方にお譲りいたします。なぜなら沢山のレビューから推薦したい一冊であることは灼然たるものだと確信するからです。それなのになぜこうしてレビューを書いているかと申しますと、おまけというには僥倖に過ぎた小林先生の休日が原因です。小林先生の休日は、なぜ2ページなかったのか。1ページすらなかったのはなぜなのか。2/3ページしかなくコマが余ったのはなぜなのか。いくら考えても答えが出ません。発売から事ここに至るまで、未だ未解決の事件なのです。このままでは迷宮入りしてしまいます。小林先生の休日なんてものは、寝起きを一カメ、二カメ、三カメそれぞれで狙ってほしいものであります。洗顔、歯磨き、シャワーも当然見せてほしいものであります。それぞれの所作を動画の如きコマ数でとは申しませんが、どのように致すのか刮目すべきものと考えます。濡れた髪はドライヤーで乾かすのでしょうか、それとも自然乾燥でしょうか。休日でも髭は剃るのでしょうか、それとも剃らないのでしょうか。ヘアワックスの香りはフルーツ系、フローラル系、ハーブ系、はたまた無香タイプなのか。食事には、洗濯には、掃除には、ゴミ捨てには、家具には、衣類には、PCのデスクトップには、フォルダ階層には、ファイルの名付けのルールにはこだわりがあるのでしょうか、もしくはないのでしょうか。そして、どんなお部屋にお住まいなのか、間取りは、築年数は、専有面積は、浴室乾燥は、駅やバス停の近く、それとも学校の近く。カーテンの色は、スリッパの有無は、トイレットペーパーはダブルかシングルか芯ありか芯なしか、クローゼットは、スーツケース派か旅行鞄派か、冷蔵庫の中身は、ついつい集めてしまうものは、もしくはミニマリストなのか、靴は何足あるのか、出かける頻度は、移動手段は、ご近所の顔見知りは、家族は、出身地は、とっさについてしまう嘘は、好きな酒類は、休日に星先生と遭遇する確率は……知りたいことがありすぎて、それなのになぜ小林先生の休日は作者さまの当初想定していらっしゃったページよりも少なくなってしまったのか。わからなくて混乱し、困惑してしまっています。発売からこんなに経っているにも関わらず、依然戸惑い悩み続けています。なぜ小林先生の休日はコマが余ったのか。その答えが知りたくてレビューを書いてしまいました。

耽美な絵柄なのに独特のゆるい間や言葉選びが面白く、気づくとにやにやしながら読んでしまっています。星先生のクールでぼけぼけのキャラクターもさることながら、女子高生たちの突拍子のなさと憎めなさが良いです。「動物のお医者さん」とか好きなら好きかも。

作者の絵の雰囲気とギャグ感がめちゃくちゃ好きで間の取り方キャラクター全部好きです面白い...

面白い！だらだらした素の女子高生と、適当な同僚に囲まれた、ちょっとオタク気質の低調スタンスの先生。何も考えないで笑えます。

なんだこりゃ？！サンプルでまず笑った(笑)思わず買ってしまった。絵がなかなか丁寧で、どんな話なのか…ヤバイ恋愛ものか？なんのか…？と思ったら、まさか笑わせられたっ！ちょっと続編希望です！！おもしろい！

確かに…「動物のお医者さん」のテンポ好きな人は絶対ハマるやつ。「布袋…！」で既に吹いてしまった私は相当チョロいと思う。ごく普通の女子高に潜むネタ拾いの数々、あなどれません。着眼点がユニークスキル。コマの端まで小ネタ含みの情報満載で、読み落としてないかすぐ二度読みしたほど。小林先生の卓上引き出し棚に、ゾウの置物がいて「シゴトシテ…」ってつぶやいてるの「発見！」て感じで1人エツに入ってました。細部まで丁寧で線がキレイなので、画面自体うっとり見入ってしまいます。「夢中さ、きみに。」も面白かったけど新種感が先行してた感じで…今作はあのシュールさを均して、よりエンタメに近づけた感じかな。作者さまの視点が大好きなので、たぶん何書かれても読みたいと思う。

佐々木倫子の影響受け過ぎてて1ページ目から萎えた

　ランキングや口コミが良かったので、書籍で購入しました。ごめんなさい、全然面白くなかったです。しりとりで、頭文字が「ほ」である、自分にそっくりな人物の絵の名前を、哺乳類や布袋などと宣い、答えが全く分からない、恐ろしいほど鈍感な星先生や、犬を教室で飼い、上から下の教室のベランダに吊るした挙げ句に、洗っても落ちないペンで犬の顔に眉毛を落書きし、全員が共犯であった女子生徒達、どれも全く共感が出来ず、胸くそ悪くて読むのを途中で止めました。購入したことをとても後悔していますし、なぜこんなに評価が高いのか全く理解出来ません。私のレビューが少しでも参考になりますように。　

本当に面白いですよね。どうしてこう何でもないのに面白いセリフが絶妙なタイミングで出てくるんだろう…と尊敬します。ぶふっとなるので人前ではなかなか読めない。本作は少し前に読んで、その後『カラオケ行こ！』読んだらあちらがさらに上を行ったなーと思ったんですが、それでも霞まない魅力があります。

作家さん買いです。劇的な展開はほぼない上に基本会話劇なのにもかかわらず、次どうなるんだろう？と気になってサクサク読めてしまいます。星野先生と小林先生のBL未満なイチャイチャ感も最高。また個人的な事ですが女子高出身なので、同性ばかりのユルいノリや独特の解放感、男性の先生がマイノリティゆえに空気みたいになってる女子高ならではの雰囲気を懐かしく思い出すことが出来ました。女子高が舞台となると、やたら悪意と偏見を持ってドロドロした人間関係を描こうとしたり、逆に妙に美化して美しい百合の園を描こうとする作家さんが多い中、いい意味でリアルな女子高描写を見ることが出来てその点に関しても嬉しかったです。続きが楽しみ。