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Love my life のあとに読んだので、この題名の同性カップルにまつわる子供が欲しい問題は、理解ができました。漫画とはズレますが、ニューヨークのレズビアンカップルの友達は、同じ提供者から2人で順番に妊娠して、１人は双子が授かり、青い目をした可愛い3人の男の子の親になりました。日本はどうしても皆同じからスタートの文化なので、海外のように皆違うからのスタートへの理解が広まるといいなと思いました。この本は、短編集で、話の展開が読み手に委ねられる部分が大きいですが、良い余韻を与えてくれていて、その時その時に共感できる嬉しさや大切さ空気感が好きです。作家さんは、ゲイにかかわらず、１人１人の魅力や個性、人間性を大切にみつめようとしていて、魅力的に仕上げています。

作者買いです。独特な空気感が良かったです。

それぞれに素敵な短編集。やまじさんの作品は15年ほど前に読んでそれっきりだったんですが、今でも空気感を思い出すほど印象が深くて、久しぶりに読みました。やっぱり髪型とか服装とか、コーヒーとかレコードとか、その人の空気みたいなものを描くのが本当にお上手だなと思います。女性同士の恋愛で、女性が共感できる話を描く数少ない作家さんでもあると思います。やまじさんの描く女性像は、自立していて、すっきりしてたり愛らしかったり、痛みを内包しているけど、楽しく生きてる。素敵で憧れます。

短編で、どれも一般的な恋愛ものとは一線を画しています。短編のせいもあり、男との間、女との間で浮遊しているような、ふわっとした表面とグサッと刺してくるギャップもすごいです。

独特の雰囲気は好みが別れそうですね。私はあまりのれませんでしたが、味はあると思います。