レビュー一覧

アクションあり、お色気あり、お笑いあり。剣を握り鎧をまとい、荒魂を狩る夜叉鴉の活躍はとてもかっこいいです！　そして主人公が熊野系神社の宮司なのもあってか、神道、仏教、密教などの用語や解説がときどき登場しますので、読んでいても勉強になります。

女性が都合の良い性的対象に描かれていても読んで不愉快にならない作家の一人。

最初は孔雀王の続編かと思っていましたが、だんだん鴉の世界に引き込まれました。古事記を知っていると更に面白さが増す。

画力ストーリー構成ともにこの作家の全盛期はこの作品だったと思う。過去形で語ることになったのは残念です。

お色気場面の多い作品ですが、絵柄のせいかあまり下品には感じませんでした、内容の濃い作品でとても面白いです。