レビュー一覧

昔連載中に読んでましたが、抜けている回もあり、もう一度読みたいと思っていたので購入しました。懐かしかったです。連載中由似の年代だった私が、今は由似の歳の子どもがいます。時代や立場は変わりましたが、今を大事に生きようと思う感情は変わりませんね。

好きなシリーズです。母の娘への思い、願い、気持ちが綴られていて大好きな漫画です。

「星くず」の続きで、ヒロインの子どもの由似のお話。昔、コミックで持っていたけど捨ててしまい、久しぶりに読みました。当時は小学生で内容もあまりわかっていなかったけれど、生きることや死ぬことについて考えさせられるお話です。甘えっ子の由布子が恋を知り、死によって別れ、誰からも愛される女性になり、そしてその娘の由似もまた愛情いっぱいに育ち…。女の一生とまではいきませんが、読み応えがあります。

幼い頃何度も夢中で読んだお話ですが、大人になって読んでも引き込まれ、やはり何度も読んでしまいます。絵が時代を感じさせますが心情表現も素晴らしく名作です。これの前に、由似の母の話がある（星くず）を大人になってから知り読みましたが、私はこちらの方が感動が大きいです。

｢星くず｣に続いてとても心を動かされます。 昔の作品ですが､今も人として大事なことを教えてくれる作品だと思います。

懐かしいなぁと思いながら読みました。確かこの作品の前に「星くず」という、由似ちゃんのお母さん、由布子さんが主役のお話がありましたよね？「星くず」を読んでこちらの作品を読むと一層、命の尊さを通して、母から娘への想いが伝わるのになぁと思い少々残念です。

由似はとっても幸せですね。家族や友人達に囲まれて。そしてお母さんのように皆を幸せにします。

あれは年号が｢昭和｣から｢平成｣へと変わってまだ間もない頃の事でしたが、沢田知可子さんの｢会いたい｣と言う歌が大ヒットしていました。この歌の歌詞の｢白い雲を広げた冬の夜　あなた　夢のように　死んでしまったの｣の部分のインパクトが僕にとっては強烈でしたし、この｢由似ヘ…｣と言う少女漫画のあらすじもこの歌詞を鮮明に連想させるものでしたね。この漫画、まさに｢昭和時代の古き良き少女漫画｣と言った感じがしますから、｢題名を聞いただけで読む気を無くしてしまうラブコメものの少女漫画｣に日ごろからうんざりしています男の子たちにも是非読んで欲しいです。あの｢南北朝対立｣の遠因になりました｢後嵯峨天皇｣ではありませんが、男女を問わず、僕以外にも｢ラブコメものの少女漫画=トラブルメーカー｣と言う方程式の下で育って来られました方が沢山いらっしゃるでしょう。僕はよくスマホで｢女性向けの痩せ薬｣の広告を目にしますが、｢スポーツをしなくても何十キロも痩せられる｣と言う内容のこれらの薬の広告の内容に日ごろからうんざりしていますし、明らかに｢ラブコメものの少女漫画の悪影響｣でしょうし、｢スポ根もの｣や｢歴史もの｣や｢推理もの｣や｢医療もの｣の少女漫画はどうかわかりませんが、｢ラブコメものの少女漫画｣はまさに｢文明の凶器｣ですね。そんな薬には必ず劇薬に該当する成分が含まれていますから、あんな広告は絶対に鵜呑みにしてはいけませんよね。