レビュー一覧

ハーレクインの世界どっぷりですよね。偶然じゃなくって、必然。細やかな設定もよかったです。ヒーローの細やかなさりげないエスコートぶりがピカリと光るそんな作品でした。ヒロインが独立心旺盛で現実主義者なのが、かえってヒロインをいじらしく感じさせてくれました。

原先生の作品は、紙媒体で所有のもの以外は即購入です。そしてこの作品も安定の原先生ワールド全開の名作です。ヒーローがイタリア男らしくない？なんの、なんの女性に対する気配りの細かさがイタリア男の真骨頂ですよ！

ヒーローが恋をした！　ついでにヒロインも恋に落ちた！　という話。格差のある二人ですが、それを見せたくなくてヒーローは身分を隠し、ヒロインは男の人に奢ってもらうのが嫌だというプライドの持ち主。それをどうにか誤魔化してヒーローはヒロインに貢いでいくわけですが、それがバレたらまー喧嘩ですよね。でも好きだから、という気持ちを隠して、強情なヒロインが文句を言いに飛行機に乗るところとかはＨＱだなぁと思います。現実的であって、現実じゃないよヒロイン！　という突っ込みが最後に入ります。

あまり良くなかった初対面から恋に落ちるまでのお話です。意固地気味のヒロインと言葉が足りないヒーロー。最後はヒロインが追いかけるのではなくヒーローに動いて欲しかった。ヒロイン、行動が早すぎ。

世話役のヒーローと旅行者のヒロインのやり取りが楽しめました

仕事人間のヒーローが、旅行の案内を頼まれたヒロインに恋におちていくHQの王道です。ヒロインが意外と現実的でした。

なんてまじめなヒロインなんでしょう。でも人の好意に甘えるのも時には必要ですね

こう言っては何ですが　うざい女だな…　と思ってしまいました。ヒーローの好意は見え見えなのに受け入れるだけ受け入れておいて、お金なんて！　とか私は本気なのに！　とか口で言え…ていうか最初から断れ…まあ、よくある感じですけど。原ちえこさんの絵柄でこういうヒロインはうざさが際立ってしまうのかもしれません。耐えるヒロインのほうがむいてるんじゃないかなー

素敵なヴェネチアのラブストーリーでした。真面目で堅実なヒロインと仕事人間のヒーローよく似合っています。

領収書（笑）レシートではなく領収書というところが律儀なヒロインらしいですね。ヒーロー、トラウマがあるからって身分は伝えなさいよ。終始タイミングが悪い男。ヒロインもプライドに凝り固まって素直になれなれず。お互い様。個人的にはヒロイン母がお気に入り。「亡くなったパパと私に対する侮辱よ・・・」良いことを言います。最後は急に？？？とは思いましたが、これがヴェネチアのすてきな魔法なのですね。