レビュー一覧

さちみ先生のお話にちょいちょい登場する散財するダメおじさん。今回は双子兄妹の父親でした（笑）妹のために女装してメイドになったウィル。城の当主リィンはウィルと逆で女の子だったんですね。でも男性じゃないと跡を継げないし、城を乗っ取ろうとする親族たちを騙すために男装をしていました。後見人のダニエルは親族たちの味方のふりをしてリィンを守っていたんですね。メイドたちが次々に消えていく理由にはなるほどでした。表紙でウィルが持っているのはモップだったんですね。竹刀かと思っちゃいました。

男女入れかわって、訳ありのお城で働き、謎解きしてハッピーエンド！

ホラーと思って読み始めたらミステリー、そうかと思えばサスペンスの様相を呈してくるが、シリアスな状況でもギャグシーンがあり、悲劇が背景にあるのにいい意味で悲壮感がない。何度読み返しても楽しめる。男装の令嬢×女装のメイドという新しさと双子の入れ替わりという古典的な手法を絡めた意表を突くストーリーはとても面白い。

面白かった！が合うストーリーでした。ただ、両親の死んだ理由がうやむやですが、楽しく読めました。

やっぱりおもしろーい！疲れてる時に読むとホッとするわ

ラブコメ要素たっぷりの作品、さすがさちみりほせんせいです。楽しめましたが、気になるのは、声???声でばれなかったのかなぁ？

入れ替わり設定が本当にいいです。ホラー、ミステリー？いろいろな要素が入っていて面白いです。

サスペンスに溢れた物語で、一気に最後まで読んでしまいました。農夫のウィル、字も知らないウィルですが、勘はいいし、実行力あるし、とっさの判断力が素晴らしい。でもこの物語の背後には、リィンの亡き母と父の悲しい悲しい純愛の物語があります。こういう純愛を食い物にする人間は許せない！と思ってしまいます。最後めでたく解決した後、城のそこかしこに掛けられているご先祖の肖像画から囁きが聞こえます。やはりホラー、でもご先祖の愛情を感じる囁きでした。いつもながら巻末のさちみりほ先生の打ち上げ話が面白くて笑ってしまいました。

ロマンス版とりかえばや物語、みたいな？さちみん節というか先生のよくあるパターンなんだけどだがそれがいい！みたいな。おもしろかったけどこれって続きないの？

さちみん節、満載！読んで幸せ！読まなきゃ損！