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お姫様がどうにも終始おどおどしていて可哀想でした。。いや、王は守ってくれてるし、側近も侍女も好意的なんですけど、周りから真に祝福されてない感じが拭いきれない雰囲気。王も威圧感しかないし、、、んー、、狼の可愛さで星３つかな。。

ビアンカが帝国に連れてこられて色々経験する中で人間らしい感情を知っていく様がとてもよく書かれています。

酷薄なようで気に入ったものには愛着を示す吸血鬼の王と攫われた薄幸王女とのラブストーリー。少し王女の気の弱さが度が過ぎてるようにも思えるけど、絶対的な力を持つヒーローの庇護欲がそこにそそられたのだろうからしょうがない。意外に友好的なママ吸血鬼と弟くんがやけに人間くさい。ヒーローだと周りの吸血鬼が残忍な感じに描かれてるけど、陰でママと弟が暗躍する姿も見てみたかったな。

ヒーローの無意識の溺愛っぷりは面白かったんですが、最後までヒロインがネガティブというか全てにおいてほぼ受け身で終わるので、私的にはイマイチ...。

侵略された国の王女が説明なく侵略した吸血鬼の国につれてこられ、そりゃ不安で、しかも他の吸血鬼にはよくおもわれず、いろいろされちゃうし。最後は王の嫁として吸血鬼の国で生きていくとなるんですが。なんというか、その過程だけなんですよね。主人公は成長したのか？という感じです。

生まれてからこの方辛い思いをしてきたけどおかげで生き延びれた。

うーんこれは続きがあるのか？ヒロインがおどおどし過ぎ。

吸血鬼ものは大好きです！特に、吸血鬼の王様が無自覚でヒロインのことが好きで行動しているシーンがキュンキュンします！！ヒロインが他の小説でもよくある妾腹の子だから家族から冷たくされる境遇ですが、そんなに自分のことを卑屈なネガティブ過ぎな子ではないのでイライラしませんし。

いつ相思相愛になるのかと思いながら読んでました。狼が可愛くてほのぼのとします。ヒロインの後ろ向きな考えにちょっとゲンナリしましたが、ヒーローの溺愛ぶりに満足です。

お姫様がずっと怯えていて可哀想でした。だけど怯えてても逃亡するまではいかないし、意外と図太い・・・？吸血鬼の王様が怖いけどかっこよかった！