レビュー一覧

何だか段々ヒーローが可哀想になってしまいました。彼は別にヒロインに酷いことをしたわけではないのです。それなのに彼は二回もヒロインに捨てられました。彼のことを曲解して酷いことを言っているのはヒロインです。ヒーローには復讐する権利があります。それをわかってやって欲しかったです。乗り越えて明日に進むために。

ってか、叔父さん、過去にあれだけヒーローを傷つけておいて、それでもまだヒーローが幸せになれないようにけしかけるのはどうかと思うよ。ヒーローがあそこまで憎しみを持つのも気持ちはわかる。ヒロインはヒーローの「家庭<仕事」なところが嫌で、最後には叔父さんの言葉に翻弄され、自分ではヒーローを変えられない・・・と離れていくけど、ヒーローの過去を知ったんだから、もう少し見守ってやれよーって思いました。

結局、ヒロインにメロメロなんですね、ヒーローは。何だかんだ理由をつけて彼女を取り戻したかつたんですよ。

ページ数に限りのある単発作品で描くには登場人物の抱える人生が少々複雑過ぎた気がします。もう少しまとめれれば読みごたえが出た気がします。

絵が少し古い時代の少女漫画を連想させます。可もなく不可もなく……という感じです。

評価が低いですが、このページ数でハピエンの後の3年後の家族幸せなシーンも描かれていたので、読後感の良いお話でした。ヒロインの事を本当に愛しているし傲慢ではない（復讐相手の叔父にだけ）ヒーローが好きなので、私は好きなお話です。なので☆4です。

絵が綺麗で好きな作者さんの一人デスね。ラスト場面ではとても幸せな気分で詠み終わりました。ヒロインの愛がヒーローの頑なな心を溶かしたのですね。おばあちゃんの夢も叶えてあげて幸せな家族の姿が微笑ましかったデスね。

何だろう。悪くはないのですが、サラリとし過ぎて、印象にあまり残らない。

叔父に虐待されて育ち、復讐のために叔父の会社を買収し屋敷や財産を乗っ取ろうと奔走するヒーロー。あれじゃ復讐したくもなるでしょう。仕事中心のヒーローに嫌気がさしたヒロインはヒーローの元を去るけど、子どももできて遺言もありヒーローと結婚。その後もまだ復讐を続けていたことを知り、自分と子どもの存在ですらも、彼の憎しみの感情に勝てない、裏切られたと言って去っていく。最後はハピエンだけど、ヒロインの気持ちが解せなかった。男の好きにさせてあげればいいじゃないの。自分に復讐してるわけじゃないんだから。

なんか凄く評価が分かれていますが、私は3年後が描かれているのに満足してます。