レビュー一覧

ふしぎな話だった。きっと定期的に読み返してしまうと思う。正直、読後の今、この話をどう自分自身で解釈していいのかよくわからない。私は、面白い!!と思った。

正直に言うと、絵はあまり好きではなかったのですが、お話が面白そうで1巻を読んでみたら予想を上回って面白かったので、2巻も続けて読んでしまいました。読み終えた感想は、今まで読んだことのない不思議な漫画！近親相姦ものかと思ったんですが、これまた予想を遥かに上回ったある意味での究極の近親相姦ものでした(笑)初めは姉の幸子の奔放さに少し嫌悪感を覚えたのですが、読み進むうちに先生、弟、全てに魅力を感じ、最後の方では意外なあの人まで好きになる！ラストも想定外で本当に不思議な魅力のある漫画でした。暫く寝かせておいて、また読み返したいと思います。

終わり方が意外らしい？！とレビュー拝読して気になり、２巻とも読みました。この作者さんの物語は、なんというか「刺さる」なぁ。人の弱いところを、ゆっくり、ぐずりと刺してくる感じがします。絵柄の軽快さが物語を暗くしなくて良いのもあるかも。女性に色気があり、男性陣を翻弄する様子を楽しむ話だったとも言えるかも。

またまた魅力的なお姉さんが登場です。二宮作品には珍しく、弟に性的な願望を持っていない姉です。（弟のほうが姉と「やりたいに決まっている」と公言するもの異色）メンヘラ色は強力。共依存関係にある弟との関係を引き裂いたら殺すと「寄り目」で宣言されているのに、そんな女性をますます好きになってしまう先生。メンヘラにひっかかる典型男です。先生は彼女と結婚したいと考えているようですが、おそらく彼女を何一つ変えることは出来ない。

怪しげな姉弟に担任教師が絡む田舎の物語。なんだかエロそうな雰囲気がプンプンしますね。昔の作品と絵柄を比べるのも楽しいです。

どこか、危うい感じがする作品です。絵も、雰囲気があって良いです。

３回読み直しました。が、内容が理解できませんでした。難しい。

面白かった！危うさがなんともいえない。終わり方があまり好きではないけどよかったです！

高校教師、久本がなんだかわからない内に謎の美女、幸子とセックスするところから始まる本作。本作を楽しめるかどうかは例によってヒロインの幸子さん32歳を魅力的に感じられるか否かと同義です。正直好みの分かれるところかと思います。太宰治の「白痴」の影響がそこはかとなく見えるかも。いやあ、それにしてもこのフワフワ、キラキラ、ポワポワした謎多きキャラで、これで32歳ですか・・。

妄想を刺激する作品絵はキレイでキャラが上手く描かれている