レビュー一覧

ホラー漫画の巨匠，日野日出志先生の代表作。人間の身勝手さ，と悲しさ，愛情が感じられる作品。

哀しく救いのない物語。長編一本です。しかし、日野日出志先生の漫画はあっという間に読み終わるからこんなにページ数があるとは思えないなぁ。

ただただ悲しい。もう少し救いがあれば…。いやこれがこの先生の世界観ですね。

全体的に恐怖よりも切なさが漂っています。見た目や行動はグロテスクだけど、心は年相応の女の子です。

日野日出志さんの名作。グロテスクだけど心に突き刺さるような描き方が大好きです。

ホラーの日野日出志先生の代表作、独特のタッチとストーリー

この作品にたどり着いた貴方！必読！記憶に残る良ホラー。

昭和どころか明治くらいの匂いがプンプンして逆に怖くていい。

日野日出志ワールド全開な当作品。ウジ虫が這う身体で生き返る少女、かなりグロくてショッキングですが、彼女の家族の元に帰りたいという内なる切ない思いといった哀愁ファンタジー要素もあり、これは毒虫小僧に通じますね。設定は無理矢理感ありますが、これも古い作品だし、ホラー なので許されるのではないでしょうか。

ただの恐怖漫画ではない。悲しみがあると思います