レビュー一覧

読もうかな〜、どうしようかな〜としばらく悩んで他の本なども読みましたが、サンプルの読みやすさから購入を決意。ストーリーの派手さはないですが、買って良かったです。きちんと調べて書かれてるので勉強になります。それと、ここぞという時の挿絵が緻密で上手です。すいとん、作ってみたくなりました！

戦争は必要の母とも言います。皮肉だけど、戦争の結果発達した食もあるんでしょうね。

戦争中の食べ物の話、もっと調べれば出てくるでしょうに、それが感じられない

祖父母が戦時中の話をよくしてくれました。地方なので食べ物に困ることはなかったそうですが、お弁当が白いご飯だと思って思って喜んだら、表面だけ白いご飯で下は全部カボチャだったとか。ウサギは筑前煮みたいな煮物に入れて食べていたようです。

田舎の人は今でもサツマイモを見たら思い出すと聞いた事がありますが、この本でもサツマイモが出てきて、どこでもそうだったのでしょうか。素朴だけれど美味しそうなのも多かったです。

ドラマなどで米搗きを見ていると簡単そうに見えたので、驚きました。

タイトルにビックリ〜！戦争ごはん。こういうの、想像したこともなかったテーマなので、興味深かったです。さつまいもごはんって、さつまいもにちょっぴりごはんが紛れたようなもの。。。っていうのが、おっかなびっくり〜！

花福こざるさん、大好きで迷わず購入。戦中や戦後間もなくの貴重な食事情が分かって良かったです。ともすれば、悲惨さが際立ちそうなテーマですが、花福さんの軽快な描き方で、分かりやすくしんみりとせずに読むことが出来ました。幾つかは、作ってみたいなと思うようなメニューもありました。

ごはんをテーマにした作品は多いけど、戦争ごはんの本は初めて読みました。コミックだと読みやすいし、分かりやすいですね。

豆腐百珍から花福こざるさんのファンです。ともすれば重くなりがちな題材を、軽妙に描く手腕はさすがです。欲をいえば、もっと突っ込んだ内容の戦中ご飯も見たかったなぁ~。戦時中を語れる人が少なくなっている今、貴重な記録になるはず…。