レビュー一覧

この人、普通にストーリー漫画描いている方が秀作を残せるんですけどね・・・。毒親体験、過去の男性遍歴体験、自分がいかにあれこれしてああしてやったのにこれも我慢してやったのに、私は男に女にこんなに苦労させられて成長したのよ〜な漫画なのて、正直もう食傷気味です飽き飽きです。１冊丸ごと初老女性漫画家の不平不満愚痴オンパレードのオムニバスなので、精神的に疲弊すること請け合いな本です。他人を批判するにしては、第三者から見てもそれはもう見事はダブルスタンダードなので、読者からは評判悪いんですよねこの作家さん・・・もうそろそろ実録エッセイは限界に来ていると思います。また物語の世界に戻ってきて欲しいものです。

まあ作者さんの人格についての賛否両論は置いておいて･･･私が幸せだからかもしれませんが、「男のいいなりになることでお給料を〜」とか専業主婦や扶養されている人のことを悪く言って「お金を稼いでいたらえらい！男と同等！」というのは･･･それは自分（女）が一個下の生き物だと自分で思い込んでいるんだろうな･･･と。別にお金を稼いでいてもいなくても、人を傷つけたらいけないし酷いことをされたら怒るのが「普通」であり、我慢するのが「普通ではない」のですが・・・。あと、単純に「何ですぐ別れないんだろう？」と思います・・・。　反面教師というか、自分の中での人としての常識を思い出せる本です。あとは逮捕されないあたりは昔だなあ、と思いますｗ

自分の過去を切り売りするしか能がない作家さん。他の本に既に描かれた内容の詰め合わせという感じです。別れた男や過去に関わった人たちを一方的に悪く描いて出版するのはやはり如何なものかと思います。しかし、こう言う人には「男に養ってもらってる女は〜」とか「いい歳して親に面倒見てもらってる人は〜」とか、まったく無関係の謎の論法で言い返しているようです。とにかく常に自分が正しいと思っている人。イタイです。

わたはんからはまっています。この人の何が面白いかって、悪いことがおきたりすると、必ずまわりの男のせいにすることでしょうね。もちろん、子供の頃の話とかには同情するけど、２０歳過ぎてからの人間関係は自分が作り出してるのに、結局自分は被害者だと言い切ってるし。でも、そこが面白くて、この方が書けなくなるまで私は読み続ける予定です。

一番最初に載ってた毒親話が 面白いと思ったのでレンタルしましたが だんだん過去の男と取り巻く人々の愚痴マンガに変わり読むのがしんどかった。包み隠さずズバズバ描いちゃうのが この方の芸風なのでしょうが 描かれた人物が見たら嫌な気分になるんじゃないか トラブルにならんのかと勝手に心配してしまった。とにかく5枚チケット無駄にした。

この人は何を言いたいんだろう、何を伝えたいのだろう？と思った。この漫画、48時間レンタル500円も勿体無いと思った。面白い漫画ではない。他人との関わり方が幼少期に形成されたものだけなら、思考力が足りなくて無責任で自己中心で子供への愛情が足りない親のせい、とも言えるかもしれないけど。この漫画家さん自身、もっと自分と向き合って自分を知った方が良いように思う。私も、他人や家族(約1名)に人生破壊された！と感じられる経験は何度もありました。だからその怨みは心の奥に残ってしまったりする。でも、そういう人達に執着していると、また繰り返すように思うんですがね。自分で作り出すことが殆どだと思うから。

還暦間近でも、まだ過去への執念、執着、怨念が消えてなくて元気元気。ワタ繁から、その後ファザーファッカー等も読んでますので、「あの時そんなこともあったんだね」って軽く流し読みしたつもりが、読後のモヤモヤはなんだろう。

内田春菊さんは本音をエンターテイメントにするのが本当に上手だなと思わせられる作品。予定調和にしない、作家としての正直さや力量がやっぱりすごいなと思う。人間関係の負の部分についてのエッセイマンガなので、読後感は複雑ですが面白いです。

自分は男女共に相談聞いてくれる、甘えてもいいと勘違いされがちなので、あるあると失笑したり共感出来ると内容でした。

親の事は自分ではどうしようもなく、不憫に思うけれど、その後は自分から近寄っている部分もあるし、もっと回避したら幸せになっただろうけれど、そうしたら春菊さんの本はこんなに出ていなかったのでしょうね。怒りをエネルギーとお金に変えれるのは素晴らしいですが、読後はよくありません。