レビュー一覧

◯恋シリーズ4作目ですが、最初からカップル成立しているだけにシリーズ中一番のエロさ。攻めの翔吾、ワンコどころか肉食獣じゃありませんか…！いやこういうのをヤンデレと呼ぶべきか？季理が完全に囲い込まれてるというか、執着され具合がハンパ無いというか…今後の季理の身体が非常に心配です(爆)。ストーリー自体面白くは読めたのですが★を少なくしたのは、後半の翔吾による大暴露大会。そんなに何から何までオープンにせずとも良かったのでは？まるで火サスの犯人が刑事や探偵に向かって崖の上でペラペラと悪事を語り尽くすシーンの様でした。翔吾が抱えていた秘密って季理の秘密(異母兄弟）どころじゃ無いですよね。それなのに何故お仕置きプレイ？そこまで季理の事を知り尽くしていたんだったら、彼が自分たちを異母兄弟と思ってたが故に(真実はクリアにされていませんが)どれくらい悩み苦しんでいたか手に取るようにわかっていただろうに、その苦しみをやわらげてあげようとは10年もの間考えなかったのか。季理が自分を好きで離れられる訳がないとよっぽどの自信があったのかよーとそれまでの大型ワンコに対する好感度ダダ下がり。しかもGPSはやりすぎだよ… まあ、季理もそれを喜んでるあたりは割れ鍋に綴じ蓋カップルなんでしょうね。それから親チームも何だかなあ。季理が不憫な少年時代を送ったのはほぼ感情的な母親のせいというトーンでしたが、自分の愛する夫が長きに渡って親友の妻の面倒を献身的に見てたら、そりゃ荒れるでしょ。しかもその相手は妻の事をを気遣うでもなくその優しさ(？)を受け入れて「元々は夫より健さんの方が好きだった」とか子ども(翔吾)の前で言ってるし、家庭が壊れた事で寂しい思いをしてきたと解ってるだろう季理の「ファン」という。良き妻、理解ある母親のように描かれていたものの私には相当鈍くてお気楽な女性にしか思えませんでした。翔吾を凌ぐ腹黒だったりして…コワッ！父親だってもしも二人が異母兄弟なのであればW不倫で妻子を裏切ってたゲス。そうでなくても親友の死をキッカケに妻から横恋慕していた女性に乗り換えた奴。ヒール役だった季理の母親に一番同情したのは私だけ？…ネガティブですみませんが何だかスッキリしない読後感でした。

もしこれをドラマにしたら、彼役の役者さんは膨大な量のセリフを覚えなくてはならなくてかわいそうと思うほど、理詰めのワンコ彼氏でした。面白かったです。

シリーズ4冊目です。まさかの展開でしたが今までのシリーズと同じ様に大満足な作品でした。甘々わんこ君良い味出してます。まだシリーズとして続きようなので次作が楽しみ。

これは…！理想の年下攻めかもしれません。年下ワンコ攻め×美人健気受けとジャンルだけで見ると良くある設定に見えてしまうのですが、年下攻めのワンコに垣間見える腹黒な執着具合が絶妙です。束縛、というとドロドロ鬱々を想像しがちですが、受けへの溺愛が半端無いので全く暗くなりません。また、その執着に戸惑いながらも心地良く感じてしまう受けも、生来淫乱体質な訳ではなくひたすらに攻めが好きすぎる故、て感じでなんかもうご馳走様！て感じです。久々にこんな想い合っていてかつ、適度にしつこいエロがある良BLに出逢いました。オススメです。

この作者すんは甘々でたまりません。この作者にしては結構エロめでした。

年下ヤンデレ執着攻めという美味しい設定でしたが、家族の話がスッキリしなくてガッツリ入り込めませんでした。受けの母親が悪者になっているのも攻めの母親が綺麗な存在みたいになっているのも納得できず。まぁ、一番悪いのは受けの父親ですが。んー、モヤモヤ。

溺愛甘々ワンコ好きなんですけど、うーーーん！このお二人さんどうなんでしょう。こちらの感情は置いてきぼりになっちゃいました。まー二人が幸せならいいんですけどね。残念ながら私にはどうも今一つ気持ちが入っていかなかったです。

シリーズものですが、この作品しか読んでなくても大丈夫です。甘すぎる作品でしたが、最後まで結局兄弟なのかはっきりしないまま終了。あんなに受けが悩んでいたのに。気になってしまいました。

この先生の新境地ではないけど、いつもの甘々の甘すぎなところに、さらにジャリっと砂糖の塊が入ってる、みたいなお話。このシリーズを既に読んでて好きな方は、ヤンデレっぷりも受け入れられる。このお話がシリーズの最初に読むって方は、シリーズの最初から読むのをオススメ。甘さの世界も色んな楽しみ方があるのだなぁと思わされた作品です。

安心の病んでる甘々。この作家さんの作品の主人公はみんな悲しいさみしい人だけど、恋人から溺愛甘々で幸せ、というというパターン。でも飽きずに読んじゃいます。今回は禁断の関係？！