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姉妹の中では一番ぶっ飛んでいるヒロインだったけど、だからこそ冒険活劇が活きて面白かったです。それまで抽象的だった王妃の罪が明らかになり、国の成り立ちが注視されている分、二人の惹かれあう過程が雑というか理解できないというか…。行動力のあるヒロインには好感が持てました。

北欧の国グランドリアが舞台の「ヴァイキングの花嫁たち」シリーズ。この作品の他に、『白夜のプリンセス』，『月下のあやまち』，『仮面のプリンス』の３作品があります。やんちゃなプリンセスブリットと堅苦しいエリックのロマンス。シリーズ全部同じ作家さんがコミカライズしているのに、急に人物の印象が変わった気がする。…ヒロインだから盛ってる？　ロマンスはヒロインの人物に魅力を感じないのであんまり……。現実にもこういう悪気なくまわりを振り回して悪気がないだけに反省もせずまた迷惑をかける人いるけど、好きになれない。とはいえだんだん謎が明らかになってきているところだけに、シリーズとしてはすっ飛ばせない。

シリーズものの三女の話。今まで遊びたいから放浪していたわけではなかったのね。もっと甘えたがりなのかと思ったら意外に自立していてビックリ。ハウク・ウィボーンとアマゾネス軍団（クヴィナ・ソルダール）よりようやく王妃（ヒロインの母親）の罪が説明されています。本当に愚かなお母様ですが、それを冷静に受け止められるブリット（ヒロイン）に成長を感じます。堅物のエリック（ヒーロー）がブリットに愛を伝える姿が素敵です。最後のヒーローとヒロインの行動にお兄さんがどう対応したのか気になります（笑）影となり妹を守ってきたお兄さん。今後はお兄さんの影と活躍が気になります。

『バイキングの花嫁たち』というミニシリーズの3話めですね。三つ子ヒロインの三女、奔放担当のお話です。ヒーローはこれまでのシリーズで毎度、花婿候補筆頭だったエリック・グレイフェル。氷の国で由緒の正しさNo. 1なヒーローだけあって大変に美しいです。これまでのロマンス中心のストーリーから一転、このお話はシリアスなミステリー仕立て。これまで丸切り謎だった国王と王妃の過去や王国の抱える深刻な揺らぎが描かれています。ヒーローがヒロインを守るために何度も命をかける姿にキュンとしました。素敵なお話でした。

シリーズものです。これまで明かされなかったグランドリアの謎や三姉妹の母親の過去が明かされていく話で、ヒロインとヒーローの恋愛はあまり全面には押し出されていない印象でした。というか、お互いにいつ好きになったのかよくわからなかった…(^_^;)ヒロインはこれまでの話ではファッションがかなり個性的で、三姉妹の中ではあまり美人ではない印象だったのですが、主役になったとたんに突然キャラが変わって顔も美人になり、少し違和感がありました。

主人公達が魅力的です。過去の過ちや悪役登場で盛り上がってきています。「白夜のプリンセス」「月下のあやまち」「仮面のプリンス」とセットで読むのがおすすめです。それにしても、ブライアンとイングリッドが愚かすぎる。

話が回りくどいうえ、面白くありません。3話目でしたがガッカリです。

どれだけあがいてもヒロインはヒーローと結婚する運命だったと思います

実質的なシリーズ最終話ですかね。ヒロイン達の母がしでかした罪がはっきりしますし、散々お相手候補とされたエリックがヒーローになります。ヒロインはただの奔放な自由人ではなかったのがとても良かったのですが、叔父のことやあの一族のことはあれで終わって良かったのかな?と疑問が残ります。お兄さん出てきたけどヒロインがそうなるのね。

お転婆なプリンセスと頼もしいヒーローがとてもお似合いでした