レビュー一覧

「ドカベン」や「ブラックジャック」と言った作品群と共に1970年代頃の少年チャンピオンの人気を支えていた作品ですね。同作品を見ると世代的にも思い入れがあるだけに作品ばかりでなく当時の時代背景をも思い出すところがあります。今にして思うと暴走族が社会問題となっていた時代背景と重なるだけにこの様な作品をよくえがけたなという感じですね。そう言う意味では一種の冒険心を持ってえがかれた作品でありその様な作品をえがいた石井いさみ先生は流石だと思います。作品の初期と後半を見比べてみると初めは当時の劇画ブーム等の影響なのか内容もいささか硬派的にえがかれているのにたいして後半になってくるとキャラクターの顔だち等が優しくえがかれ爽やかな青春モノという内容になっていますね。個人的にはホノボノとした感じにえがかれている後半の方が好きですね。今の若い世代にはどの様に見えるか解りませんがもっと評価されてもよい作品かと思います。当時を知る世代、若い世代を問わず一読をおすすめいたします。

青春時代、リアルタイムで読んでいました。初期のハードなストーリーの中にも独特の暖かさがあるのがとてもよかったです。いつまでも残り続ける作品ですね。

懐かしいです。この作品で、バイクに憧れました。当時は大排気量のバイクに乗ることは難しく、随分大人になって夢をかなえました。

物語の初期はハードな感じですごく面白いんだけれどなぁ。試し読みでわかる通り先生と敵対したり、暴走族の乗るハコスカと公道で対決したりとか、主人公はアウトロー（死語？）だし、バイクもきちんと主役として扱われている。ところが何故か途中から（この先生も含めて!!）登場人物全員がいい人になってしまい、緊張感のかけらもないほんわかした学園ドラマに路線変更しちゃうんだよね。バイクは単なる添え物に成り下がってしまうし（苦笑）当時は若者のバイクでの死亡事故の激増や暴走族の出現が社会問題化した頃だから、PTAからクレームでも入ったんだろうか!?ってくらいの激変。江口寿史先生がパロディで主人公を三輪車に乗せて思いきり小馬鹿にしていたのが今も記憶に残っている。ところで自分は、小学生の頃この作品を読んだことで「喫茶店のカウンターで食べるスパゲティナポリタン」に強烈な憧れを抱くようになったのだ。そこが一番の思い出だという（笑）

昔は週刊漫画の王道、少年チャンピオンカッコいいよね、憧れたね、オレもナナハン乗る！って夢見てた！

思い出の漫画です。一時期古本屋で揃え直したのですが、読みたい時に見つからない。お得な価格でコロナの時期を楽しく過ごせそう！あの頃の気落ちを探して見よう思います。

往年の名作ですね。懐かしく読むことが出来ました。

なつかしい・・・70年代の香りがする。途中で雰囲気が変わるので、前半と後半とで、違った楽しみ方ができる作品です。