レビュー一覧

読みやすく続きが気になると同時に、この作品が終わる頃には作者さんは亡くなってしまうのかと思うとこみあげるものがあって手が止まってしまったりしましたが、物語は二度の腫瘍切除の手術後、抗がん剤治療・放射線治療が始まる頃にびっくりするくらい突如終了しました。作品に作者さんの思いや情熱がつまっている気がします。アンネの日記のようだと思いました。家族を亡くした者としてはかなり感情移入し、こういった体験を形に残すという作者さんの凄さも思い知ります。他作品(「シンデレ少女と孤独な死神」の無料版など)も読んだことがあり面白かったので続きが読めないのは残念です。作者さんにはお疲れさまでした、読ませて下さりありがとうございますと伝えたいです。謹んでお悔やみ申し上げます。

心がぐっと掴まれるような話です。ぜひみんなに読んでもらいたい

実は、私も同じ子宮がんの疑いで入院、手術して今二週間目になります。まだ、病理結果は出ませんが、心配でたまりません。同じ病気を闘っているからこそ、分かる気持ちや部分もたくさんありました。でも、大変なご病気にも関わらず、重たくならず明るくユーモアあふれる作品に心がけられたところが素晴らしいと思います。ノートが書けなくなって２年、きっと大変な闘病生活であったとお察しします。心からご冥福をお祈りします。

出来るだけ明るく描こうとしている姿勢に感服しました。素晴らしいです。それと同時にこんな素晴らしい方が亡くなられてしまったなんて、、とても残念でなりません。

かわいい絵柄と作者の人柄が現れているエピソード満載でグイグイ読み進めて行けます。亡くなられていて大変残念に思います。ご冥福をお祈りします。

Webに連載されている時にチラッと見た事があったのですが、一冊に纏まったと知って購入しました。終わり方は知らなかったのですが、絵が描きこまれず、フキダシとセリフだけになって最後はお知らせという展開に涙が出ました。シリアスなテーマを扱っているのに、ユーモアを随所に盛り込んであり、読み応えがあります。こんなに才能のある方がもうこの世にいらっしゃらないと思うと切ない。

ふっ、と突然終わりがきて、ああもう読めないんだと思う。さみしい。ご冥福をお祈りします

この方の作品を初めて見たのは2000年代前半ごろ、ガンガン本誌巻末にあった読者による2Ｐの漫画投稿企画でした。ほのぼのとした絵に相反する勢いのあるギャグに笑わされ、応援したくてアンケートハガキに毎回○をつけていたのを覚えています。家族物の兄ちゃん大好き。ぼろぼろになってしまいましたが、当時の切り抜きは今も宝物です。後に連載されていた野球漫画もとても好きでした。やがて、私自身ガンガンから卒業して数年。ふと『あの作者さんは今何を描いてるんだろう』と思って検索してみると…ガンガンオンラインで、この実録漫画を描かれていました。その時はまだ更新もあって、悲しいけど勇気付けられるような、辛いけれど作者さんが面白おかしく描いてらっしゃるところは、漫画であるからには笑って読もう、そんな気持ちになりました。あの時、ご本人に届くうちにファンレターを送ればよかったと、今も悔やまれます。電子書籍という形ではありますが、こうしてまとまった本形式で読めること、本当にありがたく思います。火村先生、今まで素敵な漫画を、笑いと勇気をありがとう御座いました。これからもずっとファンです。

読んで泣きました。健康だったらやってみたかった事、自分の未来を想像しても良いのかと悩む葛藤、とことん落ち込んで｢何で私が｣と周りのもの全てが嫌になり自暴自棄になっても仕方がないのに、そこから小さな幸せや可能性を見つける強さ…。絶対に良くなって欲しいと思いながら読んでました。現実をしっかりと作品として残してくれたご家族や出版社に敬意を表したいです。

ガンガンオンラインで更新分を読んでいました者です。最後の更新があった後、感想欄で何回か書籍化をお願いしていましたが音沙汰がなかったのでしばらく記憶の片隅に追いやっていましたが、今日書籍化されていることを偶然知り購入致しました。先生の入院ノートは私を元気付け、人生観を少し変えてくれました。内容は覚えていましたがこの本を購入したことで少しでも遺族の方々、そして先生ご本人にに慰めがありますように。