レビュー一覧

何か事件が起きるわけでもなく、小さなつながりが綿々と続いていく……。家族って、こういうものなのかなほんわかした中にも、いろいろと考えさせられる物語です。

日々の忙し生活の中で、亡くなったお母さんのことを忘れたくないのに、忘れてしまってしまう。そんなときに親戚のお姉さんがきて、一緒に生活をしていくうちに、そのお姉さんと兄弟妹たちが、いろいろ知恵をしぼったり、力を合わせて生活していく。なかなか厳しい場面もありますが、作者さんの作風か、あまりギスギスしてなくて私は好きな作品のひとつになりました。これからも応援しています。

絵は素朴な感じで良かったですが、 登場人物の顔がみんな童顔で、年齢が分かりづらかったです。

あっさりした絵なので読みやすいです。親がいなくとも奮闘する子どもたちが、とても健気でした。

何の気なしに読み始めたのですが、不覚にも涙が出てしまうエピソードがいくつかありました。本当に、大したことないのに、その大したことない日常が愛おしいというか…ほんわかした絵柄も相まって、優しい気持ちになれる作品です。

謎のお姉さんと暮らす子供たちのとまどいが感じられる作品だった。

ちかちゃんが素敵なお姉さんになったのは海さんと洋兄ちゃんと一緒に居たからだなぁって思い。その海さんと洋さんの子供達がちかちゃんの事大好きになるのは自然な事ですね。ほんわかしてて、凄く癒される素敵なお話でした。

素敵なストーリーに、柔らかなタッチのキャラクターが、とてもマッチした、読んだ後にほっこりする作品でした。みんなのその後を読んでみたいですね。

「家族」とは何かを温かく優しく気持ちよく描いています。優しい母を亡くした4人兄弟は、父が単身赴任した為、大学生の長男が下の子どもたちの面倒を見ながら暮らしています。そこへやってきたのが遠縁の元気なお姉さん。そんな彼らの日常と少しずつ近づいていく距離が描かれる作品です。気持ちがほっとします。