レビュー一覧

Cold heart in Tokyoの続編です。かなりグロいシーンがあり、目を覆いたくなるほどでした。秋沢の価値観が本当に狂気じみてて、受け入れられない人もいると思います。Tokyo編で秋沢もことを大丈夫と思っていた人も、New York編ではちょっとダメかもしれません。でも星４つにしたのは、秋沢が楠田への深い愛に目覚めてくれたから。そして、出来れば「これから」の二人をもっと見たかったから。ちょっと結末が尻切れトンボな感じもします。続編を期待したいです。 追記：同人誌で続編が数冊出ています。「Beautiful」という2016年12月発行の同人誌で一応完結のようです。そちらは別途購入し読了。秋沢と楠田の完結編に満足しました。他の同人誌と一緒に書籍で出てくれないかなぁ。

しっかりと恋人同士になっていてまたドタバタしながら騒がしく、でもなんだかんだよろしくやってくのかとあらすじも読まず購入したのですがとんでもなかった。もう終始しんどかったです。秋沢のセックスに対する価値観の違いと一言でおさめられない、あまりの言葉の通じなさにさすがに引きました。そして、当人同士のやりとりならまだしも他の男二人にレイプさせるのは完全アウトでした。モブ姦はよく読みますが、これはあまりにも酷かった。一生の心の傷になるはず。逃げるしかないのは仕方ないけど、不思議なもので後半の秋沢目線で読んでると何だか可哀相になってしまった。自分のしたことの罪深さが最後の最後でようやくわかって、一年以上ハガキを送って、去勢してもいい、ペットでいいと四つん這いになる姿が哀れで愛しかった。楠田さんも少しずつ歩み寄ってくれたし、これからもっとしわじわと時間をかけても、一生繋がることはできなくても側にいるのだろうなと救いのあるラストで良かったです。その後が読みたい。少しくらい飴が欲しい(笑)

うーん、これは賛否が別れるかな。いつもはもっと心理描写を丁寧に描くのに、今回の主人公たちは唐突。ノンケだった正彦が秋沢を好きになった過程や理由も謎だし、もっと言えば、たかが1回の体の関係くらいでギャアギャア騒ぐのも、高校生じゃあるまいし…共感できなかった。秋沢はただのヤバいやつで、キャラとしての魅力が少なすぎ。秋沢視点の後半は、性犯罪者の自己正当化自伝を読まされてる感じでモヤモヤするし。なぜこんなやつを好きでいるのか、全く理解できず……。二巻購入はしたけど、感動も共感もなく、今後読み返すことはないと思うので、評価1です。

ずいぶん久しぶりに読んでみて，楠田よりも秋沢へ憐みの思いに強く入れ込んでいる自分に驚いた。たぶんあれだ，5歳の幼稚園児の親への愛情表現を思い出したからだ，「ねぇ，ママ僕のこと好き？どれくらい好き？僕ママのこと大好きだよ。すっごい好き，こーーんなに好き」「痛い痛いー，僕痛いよー」「僕ね，僕ね，ほら見て，僕がね，僕は~なのに」愛くるしい顔で自己中心的だが無邪気にくっついてくる5歳児と見事に重なってしまった。いや，実際5歳でもすでに他人の気持ちを推し量り「ママ悲しいの？」ぐらいは言ってくるよ。それができず，自分を無条件に肯定してくれる母親代わりになる人を求める幼児性の強すぎる秋沢に対する憐憫の情が禁じえず，心が痛くて痛くて堪らなくなった。そんな強烈な幼児性の描写は嫌悪感を飛び越えてしまった。ところで，COLD本編で楠田が転職の相談を透にする場面があるが，あの場面の必要性に少々違和感を覚えていた。「倒産しても死ぬことはない」と肩を押され転職した楠田を待ち受けていた人生がこれかと思うと，すごい布石をすでにあの時打っていたんだと…　木原先生，あの時すでに楠田にこの非情なる運命を背負わせる構想があったわけだと思うと，もう胸を鷲掴みですよ。楠田は人生の大転換に死ぬことはなかったけれど，克服困難なPTSDを患うほど心は殺された。一方秋沢の方は，楠田との出会いで，止まっていた心の成長，彼の中の他者の視点が動きだしたのがなんとも皮肉だ。あの言葉をかけた透自身は何かしら気づくことはあったのかな。 数年かけて少しづつ距離が縮まることを予感させる最初の一歩でNew York編が閉じるのが，個人的には優しい気持ちになれてとても気に入っている。

秋沢が許せない。楠田は前のコールドシリーズでも透のいい友人として、屈託の無い明るくて優しいキャラクターで大好きだったのに、なんでここまでボロボロな扱いを受けてるのか。途中気持ち悪くなりました。最終的にファイナルを読んだらいい方向に落ち着いたけど、このストーリーの中では秋沢に対する怒りと嫌悪感が増すばかりです。

性格って選べないんだよなー徹底的にクズな秋沢に感情移入してしまった私も相当クズだな。なので楠田に私は恐怖を覚えた。残酷なやつだと思います。本当読んでて良い気持ちに全くならない後味悪い。なのに読んでしまう。おすすめはしません。

後編すごいことになってます。秋沢の思考回路全くわからん。怖いわ。そんなことさせれば、楠田くんもＰＴＳＤになるってばよ！自分がこんな状態なのに、それでも彼に歩み寄ろうとする楠田くん。もう、お人好しすぎるっ！

極端な展開にハラハラし始めたらワケわからないままにダークに突入、秋沢の性格では逃げるが勝ちで楠田の選択を支持します。

これぞ執着攻め。受けが何を言っても噛み合わない。その上自分が浮気したからって受けにまで強要。そら離れたくなりますよね。ざまぁ、って感じです。でも、受けの場所わかってからは手紙を出しているのは可愛いな。と思う。なんか子どもみたい。受けは心が広い。攻めが本当に受け以外抱かずにいて。いつか、二人が繋がれたらいいなー。

酷い。痛い。グロい。もう、てんこ盛りです。透がこれは暴力でレイプだ！って沼田に怒ったけど、、あんたがそれ言うか？と思ったのは私だけでしょうか。もう、楠田もなんで最後そんな優しいの？確かにここまで思われるって一生にないかもだけど、、トラウマのが上回るよねー。許せんだろ。理解できませんっ。続編ないと納得できないー