レビュー一覧

この作家さん好きなんですけど、この作品はあまり好きになれそうもありません。過去の出来事から、相手を好きにならない、距離を取ると決めているはずなのに、はっきりしない態度でウジウジ…。相手を思うとか言ってる割りに曖昧な態度で流されてるのが、イライラします。久々に読んでてストレスになる作品でした。

この作家さんが大好きで今までの作品は全て読破してますが、この作品は好きになれなかったです…。主人公の性格が1番苦手なタイプだったー。ずっとウジウジ、自分のことばっかり。なので最後まで主人公に愛情がもてなかった…。残念。

受けが人を避けてる癖に寂しがりで、しかも鈍くて対人スキルが小学生並みなので、見当違いだったり独りよがりだったり。空回りすぎて呆れますが、失敗を通して成長していき、予知夢の問題も含めて最後に受けがたどり着いた境地には本当に良かったと思いました。手の掛かる子ほど可愛いっていうか…。攻めはキツい子ですが面倒くさい受けにとことん付き合おうとします。現実には中々いないだろうな（笑）最後は天然最強？って感じです。

樋口さんにしては珍しく、ワンコ攻めで初めから受けの浩也に好き好き言い寄ってました(笑)。受けの浩也がグダグダと重すぎたので−1ですが、なかなか良かったです。

他の方も書かれてますが、樋口先生らしいお話。受が病的にネガティブですが、そうなったのにはきちんと理由があります。攻は受を溺愛しつつも、受のそういうネガティブ病をうけとめつつ、年下らしい若々しさ、まっすぐさで、受と向き合います。受の自尊心が低すぎるため、好き嫌いがわかれる話かもしれません。私は面白かったです。年下攻が好きな方にはおすすめします。

特殊な能力のせいで主人公がずっとぐるぐるしている！後半はあまあまでいいですね。

こんなに懐が深い人が制服着てるとか、そんなことありえない！！と思いつつ、もう高取くんの包容力に、終始やられました。後半は受けがこれでもかと明後日に進むため、イラァッとする反面、その分包容力が存分に発揮されます。ここまで引き出せるのはこの浩也くんしかいません。最後は浩也くんが愛嬌のある天然と成長した様が見られますし、とても楽しい一冊でした。

好きな作家さんだったので迷わず購入しました。登場人物が可愛らしくて、樋口美沙緒さんらしい作品だったと思います。確かに受けがネガティブでしたが、そんな子が一生懸命成長していくのがみられて読んでいてほっこりしました。

思ってた以上に受け君面倒臭い思考の持ち主でしたwでもそれを理解して好きだと言える年下攻めがスゴイ…ハピエンで良かったです(*^^*)

年下攻めの包容力が、とにかく凄い。受けも健気で一生懸命でいい子なのですが、あて馬からの好意に全く気づかない不可思議の子です。結果として攻めもあて馬も振り回されて、少しモヤモヤしました。