レビュー一覧

引き込まれるように全部読んだあと、深すぎるのか抽象的すぎるのか、日本文化のような曖昧さを美としてるのか、わかるような分からないような内容だった。解説が欲しい。。。

久しぶりに読んで価値のあると思えた作品でした。民俗学、人工知能、社会システム、様々な知が高度に結び付き物語のなかに昇華しています。なんと言っても魅力は絵の流麗さでしょう。なかなか再読したいという作品に巡り会えない中、二度でも三度でも読んでまた違う何かが見つけられそうで楽しみです。

絵がきれいっていうけど、動作の描写が苦手なのか、なにしてるのかわからないところがあって、また誰のセリフなのかわからないところもあって、そんなこんなで結局話が見えてきません。意味深なことばかり言う教授の顔が隠されてて、これに意味があるんだろうと思ってたらなんの意味もなく、ただ設定がめんどくなったので描かなかっただけと・・・このようにこの漫画は意味があるようで意味がなく、えらく深いように見せてホントのところはなにもないんじゃないの？と思いましたが。感心している方の解説が聞きたいです。

よく分からなかった.....相貌失認とかの設定って要ったのかな？善悪どちらでもない人の願いに応える「システム」を「観察者」として善きモノとて「確定」させるのが「ユキ」の務め?昔話の雪女のような理不尽な恐さと寂しさのあるお話.

期待したような謎解きがあるスッキリな終わりではなく、よくわからないまま終わりました。 世界観が面白く期待しただけに、ちょっとガッカリです

絵がきれいだし描きたい世界観はよくわかるのですが、実際の謎解きとかストーリーテリングがうまくいってない感じで、最終的に何を伝えたかったのかいまいち理解しきれませんでした。

とてもいいお話でした。読み終わった後、肝が冷えるような怖さを感じてぞっとしました。ホラーではなく「怪談」ですね。後を引きずる怖さというか。物語の結局が解らないところも、常世の理不尽さ、不可解さを引き立てているようで、なんとも言えない余韻が残ります。まるで読者である自分が語り部にされた気分です。こわ〜。 百鬼夜行沙が好きな人にはきっと合うと思います！

好きな雰囲気です。結末がどうしてもわからなくて★-1。いとこの女の子はもちろん嫌われるように描いてるんだろうけど耐えがたいレベルだった…

○岡市在住の作家さんなので、方言や風景など岩手色満載ですね。岩手県北部の空気感がすんごく出てました。ゾクゾクする部分もあって、最後まで一気に読みました。遠野物語とか民族学を好きなら楽しめると思います。個人的には、ラストはもっと理不尽というか、救われない終り方でもよかったかな。

「とりぱん」とはまた違った作品なのですが何処か東北の匂いが感じられます。雪深く閉ざされた地の晴れた夜、息さえ凍る程なのに不思議と暖かくも感じてしまう…そんな作品にも思います。