レビュー一覧

尽くしすぎてDV男にいつも悩まされている受（ゲイ）と誰にでも好かれるタイプで女性にモテる攻（ノンケ）のお話。最初は、DVに合う受への同情や庇護欲から攻が受に近づき、何とかしてやりたいと行動を起こしている内に、だんだんと受に対する感情が愛情に変わっていったような感じでした。受は、いままで愛された経験がないため、攻のことを信じきれず、元カレのことも吹っ切れずで終始ウジウジ。実際のDV被害者もこんな感じなんだろうなぁと、ちょっと切なくなりました。（DVの描写は、そこまでひどいものではないですが、ちょっとした暴力行為が描かれているので、苦手な人は注意です）攻と受の関係は、ゆっくりと進展していくので、性急過ぎず良いと思いました。ただ、今まで女性との関係しかない攻が、受を抱くことに全く抵抗がないのは、ちょっと不自然かなぁと感じました。結構ほとんどのBLに感じることなので、この不自然さを払拭するのは難しいのかな。たしかに、抱きたくなるくらい受はけなげで可愛いですが・・・。参考までにエロありです。あっさりめでしたが、幸せな感じが伝わってきました。身長差ほとんどなし、がっしり目の男らしい体型なので、そういった絵柄が苦手な方にはおすすめしません。逆に可愛いけれども男らしさは失わない受が好きな方にはおすすめします。

会社の同僚にゲイだとばれてしまったものの、ゲイだという事よりも「あんな男と付き合うなんて…！」と暴力彼氏と別れるべきだとか言っちゃうような攻めのセリフが終始ほんわかして好きでしたね！最後のおまけページが面白くて良かったです！受けは良くある大人しい眼鏡キャラなので、この話は攻め萌え作品かなーと思いました^o^

男女関係なくDV男を引き当ててしまう、という描写がすごく良かったです。そして自分も変わらなきゃという心境の変化が無理なく描かれてたと思います。確かに攻めが躊躇なくHした所は私も若干の違和感があったものの(わたわたしたHでも燃えたかも（笑）)最後まで楽しく読めました。DV男のストーカー化が最後まで心配でしたが、おまけの2ページでスッキリ（笑）鷹丘先生の作品で一番良かったかも。

絵が大好きな作家さんです。これは本を買いました。受の高屋にイライラさせられました。ダメDV男にいつまでもウジウジして！職場でも女の子にめでナメられてるしぃ。攻の有働がポジティブないい人だったのでまあ読めたようなものでした。初心者さんにはいいと思います。

起承転結しっかりまとまってました。が、なんか少し不完全燃焼なのは何故だろう？絵も綺麗なんだけどもう少し柔らかみがあると話に入っていきやすいかな。平井のその後のオマケマンガのが面白かったから彼の話が読みたい！

この作者の作品は数冊読んだことがありますが、その中では好きな方かな…という感じです。シリアスなシーンの次コマがミニキャラになっていたりするので感情移入が浅くなってしまうのですが(←私的には)、キャラ設定もストーリーも上手くまとまっていると思います。受けは色々大変な目にあってるんですが、結構サラッと読めます。読み返すことはないかな。

高屋が思った以上に自尊心が低く、天然の自虐発想なのにびっくりしました。が、その根深さが有働のおかげで少しずつほぐれていくのが良かったです。

受けがどうせ僕なんかと鬱々とした感じで面倒な子だな〜と思いましたが、DV男に無意識に惹かれるor好かれる人は、ああいう志向になりやすいのかもしれません。これからはスパダリに愛されまくればいいと思います。おまけの2ページでDV野郎を懲らしめてくれたのでスッキリしました！

俺なんか、と自己評価低すぎて、もういいよー、とちょっとなりました。でも、片方はあっけらかんとストレートすぎるので、この2人ならちょうどいい感じに中和されるんではないかと。平井くんは愛情表現が下手すぎたのね。本当はちゃんと好きだったのかな。と思えるけど、女子社員はウザすぎ。

地味な設定だけどかなりのイケメンでギャップもわかる。