レビュー一覧

面白いです！野球漫画で有名な作家ですが職業物もよく描けている

同世代同業者から見た手塚治虫、という視点は面白かったです。どうしても戦後漫画史は「まんが道」の流れで見てしまうのでそれ以外の漫画家たちが何を考えてどういった漫画を書いていたかという事を垣間見れたような。

　最近、漫画家が自分の漫画家生活をネタにしてる作品が幾つかあるのですが、これはさらにひとつ捻ってますね。しかも手塚治虫をライバル視して『手塚がやれるなら俺にだって』と必死で真似するところなんか面白いです。　メガネを取ったら女の子が急に可愛くなる。海徳さんが元祖だったんですね(笑)

漫画家が漫画家を批評する設定は斬新です。話も面白い。

手塚治虫のマメ知識が面白かったです。　　手塚治虫って、人間じゃないですね。ほんと神様。　　同時代の漫画家が意識したり、コンプレックス抱いて当たり前ですね。しかし、ここまでこだわるとなぁ・・　　ほんまにこんな人いたんでしょうか？哀れです。

「ブラックジャック創作秘話」など色んな手塚治虫についての漫画はありますが、実際しない架空の漫画家が一方的に手塚治虫をライバル視をして超えようと奮闘するという他の作品と一味違っていて個性的で面白かったです。一方的にライバル視しながら実は大ファンでツンデレな態度を取る主人公の海徳先生が可笑しくて可愛いです。

架空の漫画家の視点から手塚治虫を批評するという変わったマンガなのですが想像したより面白かったです。手塚治虫をライバル視するという設定がどれだけ手塚治虫が凄い事をしたのか分かりやすいです。

話自体はふるーい感じですが、熱い話だなぁと思います。

プロの漫画家だけれども手塚治虫が大好き！現代でも、そんな漫画家さんは沢山いると思いました。

手塚治虫のファンだけど自分も漫画家で、、っていう設定が面白い