レビュー一覧

私はヒロインが変わる漫画は嫌いではありませんが、この漫画はヒーローが変わる漫画でしたが嫌いな方でした。最終的に浮気性で優柔不断なダメ男に成り下がりましたが、作者が手をつけられなくなってそうしたと感じたのは私だけでしょうか？それから帝を異常に良い男に描かれているのになお違和感が残りました。女の強さと言うよりも、強かさが全面に出ている作品だと思います。

男女入れ変わるなんて懐かしい設定でしす。過去にもそういう作品を何度か読んだ事あります。内容は先が予想出来ました。

すばらしい！　絵もストーリーも実に洗練されて、原作を知っていてもページをめくる手が止まらなくなる。四の姫や石蕗とのエピソードもドキドキしましたが、失踪を決めてつらい思いを抱えても帝のもとへ戻っていく沙羅の健気さと一途さには涙がこぼれます。10巻以降の、帝とのつかず離れずの距離感と、そのなかでお互いに高まっていく使命感と恋情が見もの。和歌もうまく絡まってきて、それでも触れ合えない切なさを醸し出す。恋だけでなく政治と陰謀も描かれ、かなり読みごたえがある。睡蓮の君の暗躍も見事。繰り返します。すばらしい。

残念ながら、途中で飽きてしまいました…合う合わないがあるかもしれません。

同じとりかえばや物語でも少女漫画らしい「ざ・ちぇんじ」のアップテンポな感じとは大きく異なり、こちらはとてもつややかな絵柄と話の展開です。もとの性に戻ってからの物語展開も面白いです。皆が収まるべきところに収まり、ハッピーエンドで終わってくれることを期待しています。10巻まで読みましたが、巻が進むにつれ主上の色気がどんどん増してきます！

もーう！面白すぎる！ずっとファンです。早く陛下といい仲になってほしい切実に

最初は試し読みでしたが一気に9巻まで読んでしまいました。主人公が紆余曲折ありすぎて、途中読むのが辛いところもありましたが、やはり何といっても帝がかっこいい！押すとこ押して、引くとこ引く帝に久々にキュンキュンしました。8巻から魅力満載です。早く10巻が出てくれないかなと楽しみにしています。

昔、「ざ・ちぇんじ」という新釈という形で「とりかえばや物語」を知って、ほかの先生の現代語訳の本も読みましたが、最後の方になると尻つぼみになって・・・この原作・・・なかなか盛り上がりません。そこをどのように最後まで描かれていくのか楽しみです。歴史的に「？」と思わせる個所がありましたが、平安時代は長いため時代背景がぶれているのがきになりましたが、さいとうちほ先生がどのようにされるのか楽しみです。基本的に古典作品は好きなので無条件に私は☆☆☆☆☆です。

登場人物はそれぞれ個性があり魅力的、物語もよく練られていて面白いです。絵は背景までも綺麗。物語が進んでゆくに連れ、少女漫画らしいトキメキもアップして…個人的に帝がどんどんカッコ良くなっていて、続きがとても楽しみです。

平安時代に書かれたとりかへばや物語に、話の流れ自体は、そこそこ忠実に描かれていると思いました。勿論、アレンジは沢山されてますけども。ただ、絵が…これは好き嫌い分かれる絵ですねぇ。私は合いませんでした。綺麗なんですが、綺麗過ぎて現実味がない。そして何か全体的に暗い…。多分、書き込み過ぎて暗いのと、登場人物の表情が、微妙に硬いのかなあ？人の顔や肌がツルッとしてる上に、ほとんど面長。面長通り越して、細すぎると感じた事多々。そのせいで、出てくる人物の顔がゆで卵みたいな感じを受けてしまい、更に現実味が薄くなりました。平安時代のお話ではなく、平安時代風のファンタジー物としてなら、楽しめるお話でした。