実の母親は、十数年前に罪を犯し処刑された女死刑囚。父親は“悪魔”。名門家の令嬢として美しく成長した妖子。その出生の秘密が明らかになる時、妖子の身体の中で“悪魔の血”が、荒々しくも哀しい本能を呼び起こす……！！　様々な思惑渦巻く華麗な社交界で、ひとり生き抜く妖子。その運命の行く先は――！？
ドラマティックでスリリングなストーリー展開をお楽しみください。

★読者のオススメポイント★
お金持ちの子どもと貧しい子どもの出生をすり替えるというストーリーは数多くあれど、これほど主人公に好感が持てる作品は素晴らしいの一言。真実を知った養父母に憎まれ、傷つきながらも…（mikyさん）

鼠除けの「猫絵」を描く絵師、十兵衛……ネコの言葉を理解し、キセルくわえた怪猫・ニタと一緒に三笠長屋（別名・猫丁長屋）に暮らしている……長屋の隣には、病に伏せるワケあり老人や、猫が大っ嫌いの冴えない浪人など、オモシロキャラでひたむきに毎日を生きる人々が……。大人気の「ねこぱんち」から生まれたココロ癒されるワンダーランドへようこそ！

★読者のオススメポイント★
涙あり、笑いあり。江戸の風情と猫の関わりが、ほわっとさせてくれます。猫好きの方はもちろん、猫好きでなくても読める世界観です。ぜひ、この機会に皆様はお江戸猫情噺にはまってくださいませ♪ （satoさん）

これはふたりだけの秘密。先生と私だけの……――。退屈な夏休みは“彼”の存在で一変した。このみはミステリアスな画家のモデルのアルバイトをすることになったのだ。報酬は甘いお菓子と先生との時間。キャンバスを挟んで見つめあう濃密な時間は、少しずつ密度を増していって……。見つめるだけじゃ満足できない、もっと深いところまで見てほしい、触れてほしい。言葉にできないまま欲望だけが募っていくこのみの心を置き去りに、夏の時間は過ぎていく。絵が描き終わったら先生との関係も終わり。最後に、と思い切った行動に出たこのみに、先生は「ずっと夢見てた」と言ってくれて……。まなざしからはじまるセクシャルな関係！

★読者のオススメポイント★
…溜息が出るほどの絵の美しさと、綾野剛さんのような美しい男性、そして主人公の繊細な心の描写、どれを取っても近年稀に見る才能だと思います…（プルッピーさん）

ようこそ、愛を育む場所（キャッスルマンゴー）へ。
自宅がラブホテルの万（よろず）は、ある日AV撮影の為にやって来た監督の十亀（とがめ）と出会う。
初日から男優と間違えられたりズボンを下ろされたり、とにかく印象は最悪！
しかもゲイだと公言す十亀が弟の悟と仲良くなっていくのが気になってしょうがない。
心配した万は十亀を弟に近付かせない為に、ある行動をとるのだが……。
ラブホテルを舞台に、2人の物語が今動き出す――！

★読者のオススメポイント★
きゃ〜!これはイイです。ケチのつけ様がありません。絵が綺麗。コマ割も良い。ストーリーもきちんと有ります。早く続編を読んでみたい。監督の大人かわいらしさと、高校生の純なところが、また良いんです…（nuさん）

もう2度と、きみをベッドから逃がすような過ちは犯さない――幼い頃から兄代わりに慕ってきたギリシアの大富豪レオン・グレゴリス。18の誕生日に彼と婚約後、まもなくレオンの浮気が発覚し別れを選んだビーだったが、それから3年、亡き父の会社を相続し共同経営者となった彼と、ついに再会を果たす日がやって来た。過去の屈辱を思い出し身を固くするビー。その様子を見た彼は余裕の笑みを浮かべ、挨拶代わりと言わんばかりに衆人環視のなか強引に唇を奪ってきた！

（c）YOKO IWASAKI／JACQUELINE BAIRD

★読者のオススメポイント★
とっても素敵なラブストーリーです。強引で魅力的なヒーローが、かなり年下のヒロインにメロメロになっています。ヒロインも芯のある人柄で、ヒーローを精神的に支えようとする姿は…（しろくまさん）

女庭師に課せられた仕事は、荒れ果てた庭のお手入れとドSな旦那様への夜のご奉仕だった！　閉ざされた園で始まる危険な恋の行方は……！？　表題作『秘密の花園』ほか、肉食執事に弄ばれる女殺し屋の恋を描いた『赤ずきん』、深窓の令嬢とコソ泥男との淫らな逢瀬を描いた『白鳥の湖』など、女性の恋心をくすぐる大人の恋物語が満載！

★読者のオススメポイント★
葉月さんのグリムはハッピーエンドが多く、ハッピーエンドでなくてもあまり後味の悪さを感じないので好きです。今回も楽しく読了。特に「秘密の花園」の主役二人の…（nyonyonさん）

貴方といてもドキドキしないのに、なぜ彼といるとドキドキするんだろう……初めてキスした時のドキドキを忘れてしまった人たちへ送る、ハートフルラブストーリー。表題作「こぼれるくちづけ」ほか、「夏休みが終わる」「キミのまなざし」「ふつうの日々」「嘘からはじまる」表題作のその後を描いたアフターストーリー「こぼれるくちづけ【sequel】」を含む全6話を収録。

★読者のオススメポイント★
男の子も女の子もとってもかわいかった。独特のピュアな雰囲気があって私は好きです。どきどき感が伝わってきました。…（mi55さん）

華やかな叔母の佳代に憧れ、ネオン蝶になることを夢見ていた桜子。十九歳の誕生日に静岡の家を出て、佳代の元に。池袋にある佳代のスナックを手伝うことになった。しかし経営は苦しく、佳代は借金のカタに桜子を金貸しの大黒に差し出す。佳代を恨む桜子だったが、他に帰る場所はなかった。プロのネオン蝶として生きる決心をした桜子は……。

★読者のオススメポイント★
これは素直に面白い。ホステスものはたくさんあるし、筆者は何冊もにたようなものを出しているけれど女帝よりもむしろこっちの方が引きつけられる。主人公にぎとぎとした気の強さが見られないから…（Natさん）

ここは中華街。古今東西、ありとあらゆる世界の不思議の棲む魔都！　Ｄ伯爵のペットショップでは、手に入らないモノは何もありません。壊れた心のジグソーを埋める、最後の１片をさしあげましょう。ペットと人間たちが織りなすヒュ−マン・ミステリー！
Ｄ伯爵のペットショップで、珍しい“鳥”を手に入れた少女は、“鳥”が歌う恋の歌に心奪われる。だが、その歌声が止んだ時──！？

★読者のオススメポイント★
ちょっと怖くて、切なく優しい世界観に圧倒されました！どの話も人間の心の深い部分に触れられていて、いつまでも心に残る作品だと思いました。

涙なしには見られない、義理の母娘の絆を描く、感動の泣き4コマ！　母が病死し、まだ立ち直れていない父娘。しかし、父にも病魔が襲いかかり余命幾ばくかに。父は、娘ひとりを残して逝くことはできないと新しい母を連れてくる。そんな事情を知らない娘は当然義母に反発し壮絶な義母VS娘のバトルが始まった！　はたして、義母と娘は、父が亡くなるまでにわかり合うことができるのか？　笑いあり、涙あり、感動ありの4コマ巨編堂々登場！

★読者のオススメポイント★
1チケ・1巻完結でこの満足感はスゴイ。表紙の第一印象をいい意味で裏切られた感じです。母子のギクシャクした関係描写がメインなのに笑えちゃうのは…（ながまるさん）