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さよならも言えない−Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2022−
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著者 | 空木春宵 |
発行 | 東京創元社 |
ジャンル | 小説・文芸:SF・ファンタジー |
シリーズ | 創元日本SFアンソロジー2022 |
紙初版日 | 2022年9月30日 |
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舞台は恒星<アマテラス>を中心に公転する七つの惑星のうち、人類の入植に適した三つの惑星。主人公のミドリはそのひとつに棲み、人々それぞれに見合った装いを提案し提供する<天羽槌(アメノハヅチ)>という装置と、装いに対してつけられるスコアからなる社会システムを管理する公的機関<服飾局(メゾン)>で重要なポストを務めている。三つの惑星では過去の紛争の反省から、個人の身体的特徴や文化的背景を尊重し、TPOを弁えた装いをすることが一番大切だと考えられているが、一世帯に一台支給される<天羽槌>適切なアドバイスに従いさえすれば、一定の高さのスコアを保つことが可能な仕組みになっている。だからこそ、ミドリは低いスコアで堂々と外を出歩く人間を許せないと考えていた。しかし、ひとりの少女との出会いが彼女を変えた。少女の名前はジェリー。クラブで周囲の目も気にせずダンスを楽しんでいたジェリーのスコアは「3」。どう考えてもありえない低さだった。ジェリーの奇抜な装いを窘めようと近づいたミドリだったが、自分の好きな服を好きなように着る、と堂々と主張するジェリーに少しずつ影響され……
※本電子書籍は、『Genesis この光が落ちないように』(東京創元社 2022年9月30日初版発行)に掲載の「さよならも言えない」のみを電子書籍化したものです。『Genesis この光が落ちないように』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
※本電子書籍は、『Genesis この光が落ちないように』(東京創元社 2022年9月30日初版発行)に掲載の「さよならも言えない」のみを電子書籍化したものです。『Genesis この光が落ちないように』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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