夫と心が通わないカサンドラ症候群で笑えなくなった私が離婚するまでの話

原案アゴ山
著者鳥頭ゆば

ジャンル：ルポ・エッセイ漫画
長さ：167ページ
2.4 （7人） 7

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作品詳細

＜カサンドラ症候群とは…＞発達障害特性のあるパートナーと安定的な関係を築くことの困難を感じている人々が抱える重いストレスを原因とする、身体的・精神的症状のこと。本作は実際に「カサンドラ」状態になった妻アゴ山さんが苦悩し、夫と離婚するまでを赤裸々に描いたコミックエッセイ。可愛らしい絵柄で作画を担当するのは、鳥頭ゆば（『顔で選んだダンナはモラハラの塊でした』KADOKAWA等）さん。カサンドラ症候群専門カウンセラー真行結子先生との書籍限定特別対談「カサンドラ症候群への対処法と夫婦の幸せのあり方」を収録！

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

4 4 ぽんぽこうちの元夫もアスペです。この主人公とまったく同じ言動をとり、心がパキッと音を立ててひび割れる瞬間が何回もありました。本文のとおりまるで宇宙人と話しているような、共感が得られなくて気が狂いそうになるこの感じは、経験者しかわからない辛さです。読んでいてフラッシュバックして辛かったです。楽しいことを共感したくて笑顔で話しかけて、返ってくる意味不明な答えに凍り付き、傷つくを繰り返す毎日でした。この題名の「笑えなくなった私」すごくわかります。アスペとわかる前までは「なぜ？なんでこんな反応？私の言い方が悪いのか？」と色々手を変え品を変え、共感を得ようとがんばりましたが、アスペは相手を思いやるという共感性が皆無だから、すべて無駄足に終わります。結婚前は他人なので、多少は気を使ってつきあえていたのが、結婚後、身内となった妻には、全く気を使う必要がないという思考回路だそうです。なので、「なぜ結婚前に気づかなかったのか」という自責の念もありましたが、立場が変わる結婚後に豹変するのだから、見抜けるわけがない。相手がアスペとわからないのだから、知識なんかあるわけもないです。多くは子供に遺伝し、そこで初めて研究して夫も発達障害だと気づくパターンがほとんどでしょう。この主人公もしかり。相手がアスペだからしょうがない、特性だからしょうがない。だから、私が理解して我慢するしかない。結果、我慢した側が病みますね。　いくらアスペに理解や知識があっても、毎日毎日の生活の中で「ああ、またアスペの特性が出てる・・・。」と傷ついて、心が凍り付くのを避けるには、この人のように離れるしかないですね。「楽しいね。」とか「大変だったね」などのたあいない会話がしたいのに、パートナーからの共感がまっっっっったく得られない生活。それでも結婚生活を続けている人は偉いと思います。 2023-10-12 5541539 1 1 FD16-a-v2 s4kr-%A4%DD%A4%F3%A4%DD%A4%B3-v2