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「地獄の傀儡師(くぐつし)」と名乗る人物からの脅迫状を受け、北海道行きの列車に乗り込んだ一(はじめ)。列車という走る密室で、一緒に乗り合わせた「幻想魔術団」の団長が殺害される。そればかりか、その死体が一瞬にして姿を消してしまったのだ!! 遠く離れたホテルで発見された消えたはずの死体、殺された魔術団メンバーたちが起こした5年前の不審な事故……。一は「死のマジックショー」のトリックを見破り、「地獄の傀儡師」の正体を暴くことができるか!?
フリーライターのいつきに誘われ、時価数億といわれる天草財宝探索に乗り出した金田一一(はじめ)。 天草の地に降り立った一たちは、そこで不吉な噂を耳にする。宝を狙う者には「白髪鬼」の死の制裁が下されるというのだ!! 財宝を求め探索を続ける参加者たちに、ついに振り下ろされる鉄槌。その犠牲者たちの胸には皆、赤い血の「十字架」が刻まれていた……。 宝を守る「白髪鬼」の正体は? ロザリオ秘文が示す財宝のありかとは? 2つの謎に一が挑む!!
金田一一(はじめ)は一攫千金の宝探しツアーに参加するため、絶海の孤島・悲報島を訪れた。だが、一たちを待ち受けていたのは、バラバラになった島のオーナー・美作の死体だった。そしてツアー参加者の中に、招待客を装った謎の人物「招かれざる客」が紛れ込んでいることが判明する――!!宝を守る半獣人「山童伝説」に見立てた連続殺人。一は、この冷酷な殺人鬼の正体を見破ることができるのか? そして、この島に眠る財宝とは!?
不動高校の先輩・宗像さつきの誘いで、遺跡発掘のバイトをすることになった金田一一。さつきの故郷・磨陣村を訪れた一は、そこが呪われた「魔神具」を封じるために造られた村であることを知る…。莫大な富と権力をもたらす代わりに災いを呼ぶという伝説の通り、「魔神具」発掘に関わった参加者たちは、次々と奇怪な死を遂げていく!!はたしてそれは、村の守り神「凶鳥の命(マガドリノミコト)」の祟りなのか‐‐?
中世の古城を舞台に、世界中の名探偵を招いて行われる「ミステリーナイト」。金田一一(きんだいちはじめ)は、明智警視の誘いでこのイベントに参加することになった。”蝋人形城”の異名通り、城内には参加者そっくりの蝋人形が立ち並んでいた。そしてゲームと称して”殺されて”いくその人形は、これから起こる連続殺人の予告でもあった!!自ら殺人者を名乗る謎の人物「Mr.レッドラム」とは何者なのか?そして明智警視がこのイベントに参加した理由とは?
世間を騒がす絵画泥棒・怪盗紳士から予告状が届いた! 標的となった蒲生画伯の屋敷へ向かった一(はじめ)は、そこでかつての同級生、和泉さくらと再会する。厳重な警備も虚しく絵は盗まれ、「絵のモチーフをも盗む」という怪盗紳士のポリシー通り、絵のモデルとなったさくらまでもが襲われてしまう!! さらに事態は、絵に見立てた連続殺人へとエスカレートしていく。はたして一は、絵を取り返し怪盗紳士の正体を見破ることができるのか‐‐!?
超大物作家・橘五柳の新作の出版権を争う、暗号解読イベントが行われた。すぐにこの暗号を解読した金田一一(きんだいちはじめ)だが、ちょっとしたイタズラのせいで橘の機嫌を損ねてしまった。謝罪に向かった一だが、何者かの手によって橘は殺害されていた。しかし、現場に残されていたのは一の足跡のみ。警察は一を犯人と断定する――。自らの潔白を証明するため、そして真犯人を捕まえるため、一は護送車から脱走。たったひとりでの捜査が始まる!!
クリスマスの函館で行われる推理イベントに、殺人を予告する脅迫状が届いた。担当刑事の俵田の頼みで、金田一一(きんだいちはじめ)は会場となる異人館ホテルへ向かう。時間通りにイベントは始まり、問題編となる殺人劇が上演された。だがその劇中、まさに一の目の前で、本物の殺人事件が!脅迫状の送り主「赤髭のサンタクロース」について捜査を進める一。しかし、犯人と思われたこの人物は、1年前にすでに死んでいたことが判明する――。
高級リゾートのモニターの代役を頼まれ、七瀬美雪とともに、悲恋湖を訪れた金田一一(はじめ)。キャンプ村に着きパーティー気分で過ごす一たち。だが、近くの刑務所から凶悪な殺人犯が脱走したというニュースが不安の影を落とす……。そして翌朝、モニター客のひとりが、無惨な惨殺死体となって発見される!!顔面をズタズタにされたその死体は、昨夜のニュースの脱獄犯「ジェイソン」の手口に酷似していた――!!
スパルタ学習で有名な「極問(ごくもん)塾」で起こった怪死事件。それは、「地獄の傀儡(くぐつ)師」高遠遙一(たかとお・よういち)から一(はじめ)への挑戦だった! 高遠の企みを暴くため、明智(あけち)警視とともに「極問塾」の合宿に潜入する一。だが、高遠の操る「殺人自動人形(オートマタ)」に襲われた塾生たちが、”授業”に見立てた死体となって次々発見され……!? 一と明智警視が、高遠の仕組む完全殺人計画に挑む!!
人気アイドル・速水玲香の願いで、彼女の父親が経営する青森のペンション「タロット山荘」にやってきた金田一一(きんだいちはじめ)。その翌日、1枚のタロットを残し、宿泊客のひとりが姿を消す。そして見つかった死体は、タロットに見立てたかのように風車に磔(はりつけ)にされていた!!運命のカードに導かれるように、次々と起こる連続殺人。現場に残された手がかりから、一は玲香の父親を犯人だと推理するのだが――!?
合宿の下見のため、茜島を訪れた金田一一。そこで出会ったサーカス団のテントが何者かに荒らされる!! 「MONSTER IS BACK(モンスターは帰ってきた)……!」巨大な足跡とともに残された不気味なメッセージ。その翌朝、400キロものドラム缶に押し潰されたピエロの死体が発見される!! 犯人の行方を追う一は、1年前に失踪した団員が、炎の巨人「MONSTER」と呼ばれていた事を知る。さらに、第2の殺人を一は目撃するも、「MONSTER」は密室から忽然と姿を消してしまった!!
創立祭を1か月後に控えた不動高校に、謎の脅迫状が届いた。差出人の名は「放課後の魔術師」。その脅迫状をきっかけに、解体予定の古い木造校舎に伝わる七不思議の噂が、再びささやかれるようになる。金田一一(きんだいちはじめ)はミステリー研究会の会長、桜樹るい子の誘いで、七不思議と「放課後の魔術師」について調べ始めた。その夜、るい子の呼び出しで学校へ行った一は、そこで「あかずの生物室」に吊るされた人影と、謎の怪人の姿を見たのだった!
美雪が映画のヒロインに大抜擢!? 気になる一(はじめ)は、不動芸術高校の映画研究部に潜入する。 そこで一たちが目にしたのは、スクリーンに突如示された死の予告!! 禍々しい蠍座の紋章に誘われるように、映研の部員たちは次々に地獄への扉を開いていく。 それはまるで、封印されし映画の殺人鬼「スコーピオン」が抜け出したかのようであった! 隠滅されたスタントマンの存在、二重密室で起きた殺人……。現実と化した惨劇は、いかなる終焉(フィナーレ)を迎えるのか‐‐!?
名探偵・金田一耕助の血を引く金田一一(きんだいちはじめ)は、幼なじみの七瀬美雪(ななせみゆき)の頼みで演劇部の合宿に参加することになった。だが合宿先となる孤島のホテル「オペラ座館」では恐ろしい事件が一たちを待ちかまえていた――。演劇部の演目「オペラ座の怪人」になぞらえたように起こる凄惨な連続殺人。第1の殺人後、姿を消した謎の男「歌月」。そして部員たちの心に影を落とす、女子部員“月島冬子”の自殺……。一は、この惨劇の真相にたどりつくことができるか!?【原作:金成陽三郎】
ふらりと旅に出ていた金田一一(はじめ)が帰ってきた! 吸血鬼(ヴァンパイア)伝説が残る舞蘭(ぶらん)村で、一は美雪(みゆき)と久しぶりの再会を果たす。その夜、宿泊先の廃墟風ペンション「ルーウィン」で、伝説になぞらえた殺人が起こる。大量の血を抜かれた死体の首には、吸血鬼の噛み跡のような傷が残されていた!! そして殺人現場を目撃した美雪にも同じ傷が……。はたして一は、「吸血鬼」の正体を暴くことができるのか――!!
かつて二度にわたり、連続殺人事件の舞台となった「オペラ座館」。一(はじめ)は、取り壊しが決まった「オペラ座館」の最後の舞台に招待され、美雪(みゆき)や剣持(けんもち)警部とともに孤島の館を再び訪れる。そこで一たちを待っていたのは、「オペラ座の怪人」ファントムの仕業であるかのような凄惨な殺人事件! しかし、これは忌まわしき館で三度起こる惨劇の幕開けにすぎなかった――。殺人鬼「ファントム」の凶行を止めるべく、立ち向かう一だが!?
勝負に口を出した者は首を切られて「血溜まり」に置かれる。囲碁界に伝わる逸話通り、裏返した碁盤の上で生首が発見された!?(「血溜之間殺人事件」)/楽しい学園祭の最中、写真部主催のメイド喫茶で殺人事件が発生。メイド服を着た奇妙な死体の謎に迫る!(「不動高校学園祭殺人事件」)/被害者になりすまし、犯人が紛れ込んだのは、人気アイドル速水玲香(はやみ・れいか)の船上パーティー!(「速水玲香と招かれざる客」)
東京郊外で起こった火祀(ひまつり)コーポレーション社長の胴体切断事件。友人の井沢に真相解明を依頼され、一(はじめ)は軽井沢の火祀家別荘「葡萄の館」にやってくる。黒魔術により繁栄してきた火祀家で、月に一度行われる呪いの儀式。そこには黒魔術師に扮し、完全犯罪を目論む「地獄の傀儡師」高遠遙一(たかとお・よういち)の姿があった!! 儀式の始まりとともに、呪い人形に見立てられ、惨殺されていく火祀一族。一は、高遠の企みを阻止し、忌まわしき惨劇に終止符を打つことができるのか!?
都内屈指の名門・秀央高校で起こった殺人事件。事件のあった時間に校内に残っていたのは、若き日の明智ただひとり――。警察の疑いの目を背に、誇り高き天才が華麗に事件に挑む!! 大量の本に埋もれた死体、犯行時刻の謎……明智自身の口から語られる事件の結末とは? 「金田一少年の事件簿」で大人気の明智警視が、少年時代に解決した3つの事件を完全収録。その涼やかな眼差しが、鮮やかに真実を射抜く――!!
金田一一(はじめ)の元に届いた名画護衛の依頼。その名画「朝日のあたる家」を狙うのは、あの怪盗紳士だった!! 「本物の朝日が昇る頃まで……」怪盗紳士が予告した期限の朝まで、一は名画を守れるか? 名探偵VS大怪盗、2人のプライドを賭けた頭脳戦が幕を開ける!! 表題作の他、美人刑事の謎の死を追う「午前4時40分の銃声」、呪われし妖刀が災いを振りまく「妖刀毒蜂殺人事件」など、傑作短編4作+番外編2本を収録。
美雪(みゆき)と一緒に遊園地にやってきた金田一一(はじめ)。フミにデートを邪魔されつつ、アトラクションを満喫(?)していた。だが鏡でできた迷路「鏡迷宮(ミラーラビリンス)」で、予期せぬ事件が一たちを待ち受けていた! 偶然出会った女子大生たちのひとりが、閉鎖された迷路内で殺害されたのだ。彼女の友人たちにはそれぞれ動機があるのだが、全員にアリバイが成立し……。