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日本一の恐怖の語り部・稲川淳二。その独特の口調で語られる身の毛もよだつ恐い話の数々をコミック化! これでもかと襲いかかる恐怖の真実……貴方は、耐えられますか?
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「おまえ、このタンスの後ろ、壁じゃないぞ……たぶん、これ、なんかあるぜ。」
とにかく、動かそうということになって、中の物を出して、動かしたんですよ。そうしたら、あるんですよ。ほら、ギッと開ける、1枚の開きの戸の押入が。
「でも、絶対におかしいよ。この押入が使えるのに、なんでタンスで覆っちゃう必要があるの。大体さあ、大家さんが、タンス使っていいですよ、ってそれも普通、ねえぞ」
そしたら、一人が「開けようか」と言い出して……。
とにかく、動かそうということになって、中の物を出して、動かしたんですよ。そうしたら、あるんですよ。ほら、ギッと開ける、1枚の開きの戸の押入が。
「でも、絶対におかしいよ。この押入が使えるのに、なんでタンスで覆っちゃう必要があるの。大体さあ、大家さんが、タンス使っていいですよ、ってそれも普通、ねえぞ」
そしたら、一人が「開けようか」と言い出して……。
でね、「この猫は赤ん坊みたいな声で鳴くのねえ」って、思った。だんだん、自分に迫ってくる。「これ、猫じゃないような気がする」それはね、最初は「ニャー」ってやつが、「ニイヤァー」になり、「イヤー」になって、「ヤー」になった。でも、赤ん坊だったら、絶対抱いてる人がいるわけですよね。けれど、周り見ると、そんな人はいない。そして、確実に声は近付いてくる……。恐怖大王・稲川淳二。その体験実話の集大成とも言える1冊がここに、登場! 稲川淳二本人が選ぶ、身の毛もよだつ究極の恐怖話。
「恐い話」「実話恐怖」をエンターテインメントまで昇華させた稲川淳二。彼の口からかたられる恐い話は、すべて稲川怪談として一級のホラーに変貌します。そんな稲川怪談をさらに昇華させた「真説稲川淳二のすご〜く恐い話」は、進化した稲川淳二を見る事ができます。表題作『首吊りのマンション』など、稲川淳二推薦のガッツリ読める実話怪談16編を収録。
日本一の恐怖の語り部・稲川淳二。その独特の口調で語られる身の毛もよだつ恐い話の数々をコミック化!
廃屋に封じられた怨念は、恨み、呪い、復讐するために、新たな依り代を呼び寄せた……
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