片岡恭子は、「運び屋」である。
もちろん合法で、留学と世界放浪で培った語学力を生かし、せかいのあらゆる企業の「急いで届けたい荷物」を飛行機に乗って手渡しで運ぶ仕事をしている。
常に冷静な彼女であったが、日本で、世界で何度も「死」に直面してきた。
彼女はなぜ「旅」に出たのか――。
「運び屋」として、ガイドブックのライターとしてスペイン語・英語を操り世界を股にかける片岡恭子。
何度も危険な目にあいつつも常に冷静な彼女であったが、日本では精神を病んで入院寸前だった。
生きづらさを抱え、日本を脱出したひとりの女性が、「旅」によって生かされ魂をたくましく再生していくコミックエッセイ!
臨床心理士・信田さよ子氏とのSP対談も収録!!