「ここも未開発なんだな？」
こおろぎ組の唯一の組員、佐和紀は雰囲気のある美人だが、凶暴さゆえに『こおろぎ組の狂犬』と呼ばれている。組の存続のために、上部組織の大滝組若頭補佐・岩下周平へ嫁入りするが、相手は男も女も知り尽くした色事師同然のテクニシャンで……。
佐和紀は初夜の暖かい抱擁と熱いキスに溺れかけるが、周平の心無い一言で逃げ出してしまう。翌日、何事もなかったかのように交わされるキスに、心を震わせた佐和紀は恋を自覚した。
だが、舎弟たちから周平の情人はたくさんいると聞かされ、嫉妬している自分に気づくとやるせなさが募る。しかし、佐和紀には素直になる手立てもなく、与えられる快楽に身を委ねようとするが、周平は挿入の寸前でやめてしまう。
傷ついた佐和紀は、誰もいないこおろぎ組に帰るのだが……。
アニキ分夫婦と舎弟を巻き込んでの、色事師ヤクザ（眼鏡）×美人チンピラ（眼鏡）のハートフルラブ！

※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは、いっさい関係ありません。
※本書の無断転載・複製等は、著作権法上禁止されております。

※前巻は新装版にて掲載しておりますので、予めご了承ください。

母の愛を求めるように直己は由貴也の愛を求める。でもそれはいつしか二人の間に距離感を生んでいく――。
自分なんかのどこがいいのかわからない。しかもさらに理解しがたいことに、直己は同性である自分に……欲望すら感じてくれるのだ。
これが愛なのか恋なのか、由貴也にはまだわからない。数学のようにすっきりと答えがだせないし、国語のように前後の状況から判断もできない。文章の要約も論点を書き出すことも得意な筈なのに、直己に関しては自分の気持ちがさっぱりわからないのだ。直己のことは好きだと思う。でも、彼が自分に向ける情熱のように好きなのか……わからないまま何度もキスを受け、抱きしめられ、体を重ね……快感だけを覚えていった。直己は自分たちが恋人同士だと言う。告白してそれを受け入れたから――。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

僕にはすごい秘密がある。それが予知夢。夢でみたことはかなりの確率でホントに起こっちゃうんだ。そんな僕がその夜見た夢は、クラスメイトの如月くんとキスしている夢だった！　ええーっ、なんで、どうして？　そりゃ如月くんのことは好きだけど、如月くんが僕にキスするなんてないないない！　絶対ない！　だけどこうして如月くんを見てるとよく目があっちゃって〜！？
予知夢を見る能力のあるかわいく元気な優くんのアブナイ学園生活。不良に襲われたり先生に変な薬を飲ませられたりと大迷惑。大好きな如月くんに思いは通じるのか？　そして夢で見たキスの意味は？

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

「わかっているのか？　自分がとってもいやらしい人間だって……」
条件のいいバイトを探していた大学2年生の秋山潮が行き着いたのは、ゲイ専門のテレクラ。実入りが良いからと電話での“アレ”に客を誘い、気分を出してしているところを社長に見られてしまう。年が近いのに洗練された社長に、そのまま客と電話しながら後ろから責められて……。
ショックを受けながらも感じていた自分を知った潮は、社長が男とキスしているところ見て動揺した。そんな立場ではないと思いながらも、社長の前で泣いてしまう潮。そのまま押し倒され、抵抗しようとするが抗いきれない。いやらしい言葉でいじめられ、身体は快感に溺れていく。
Sッ気の強い社長の“アレ”に傷つきながらも惹かれていく潮は、社長のことばかり考えてしまう自分から逃れようと、客の一人だった大学講師と仲良くなっていくが、それはさらに危ないM調教ビデオへの落とし穴だった……！。
鬼畜ドS社長がノーマル大学生に仕掛けていく調教満載！

（※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様があります）

ベッドの中で甘い会話をする。こんなふうに男の腕に抱かれ、指先で唇をくすぐられ、髪にキスされて、馴染んで和んでしまえるなんて、数ヶ月前の自分では信じられないだろう、と塔山は思った。
自分がそんな人間だったことも驚きだが、その恋人が、同じ会社の部下だなんて、出来すぎな話だ。
もっともその彼が自分をこんなにしてしまったのだから。
私の性癖を暴いたのも、彼の言葉や指に感じてしまうようになったのも、虐められるのが……嫌いじゃなくなったのも……。
「みんな俺のせい？」
恋人がまた意地悪をしようとする笑顔で聞いてくる。
「君のせいじゃないの？」
「課長に素養があったんでしょう？」
「こんなときにその呼び方は……」
「だって、その方がイケナイことしてるみたいでドキドキするもの。課長もそうでしょ？」

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

僕の仕事は刑事。海外で結婚式を挙げようって約束していた彼に振られたばかりで、色々とやけくそになっていた。所属する警察の部署ではゲイだってばれて、白い目で見られたり、いじめとしか思えない危険な仕事を押し付けられたりで、死んじゃってもいいや、なんて考えていた。そんな僕を助けてくれたのは雅樹さん。僕は彼に恋しちゃった。
でも雅樹さんと知り合ったのは張り込みの最中。犯人が捕まるまでは、何故あんな所にいたか説明できなくて、刑事だって言えずにいた。ある日警察に彼を訴えたいという女性が現れて、僕は彼が詐欺師かもしれないと疑い始めた。なんていっても僕、お金溜めていたから。けれど彼は僕が絡まれているのを助けてくれたり、危険な目にあいそうな時も慌てて駆けつけてくれたりして、僕を騙しているとは思えないんだけど……。
他の男の影もちらつくけれど、僕は孝志さんと海外で『式』だけでも挙げたいって思い始めていて……。
（※　本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様があります）
※　本書は「オークラ出版ハニーアイスノベルズ」として2002年6月30日に発行された作品を加筆修正し、電子書籍化したものです。著者名：三季貴夜（発行時ペンネーム月野りんこ）

※　この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは、いっさい関係ありません。
※　本書の無断転載・複製等は、著作権法上禁止されております。

編集の鈴木は大学時代から思いを寄せていた先輩と一緒に仕事ができて有頂天。ところが先輩には同棲している男がいるらしい。なんの因果かその男と幽霊屋敷へ取材にいくことに。目の前で見せつけられてもうショック！　ところがなぜか先輩が誘ってくる？！　そんなドキドキワクワクの取材のさなか、本当に幽霊が現れた！　コメディタッチのオカルトラブ。強気攻め、誘い受け、ヘタレ攻め。三者三様の愛の結末は幽霊騒ぎとどうリンクしていくのか？

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

雅宏は一人、周りには何もないハイウェイを走っていた。雅宏の車以外、誰もいやしない。そんな雅宏の目に飛び込んできたのは事故にあった車だった。それが始まりだった。
助けてみれば相手は記憶喪失。何の因果か、記憶が戻るまで、片田舎の町に留まることになってしまった。傷心旅行の予定が崩れていく。けれども仕方ない。見つけてしまったのは自分なのだから。そう、彼の記憶が戻るまでの辛抱だ。
そう自分に言い聞かせ、雅宏と奇妙な男との田舎町での生活が始まった――。

※　この作品は「追憶の彼方」という作品を改題したものになります。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

前職場の市役所から、べつの市に異動になった地方公務員・三上景は東応大学を卒業していながら、地方でも田舎の図書館司書として働いていた。本当に自分はここにいていいのか？　と、自問自答しながらも、景が新たに住むことになったアパートの隣部屋では、毎日、男と女たちの“アレ”する音が聞こえてくる、という最悪の住居だった。嘆く景だったが、その『年中発情している、セックス野郎』の正体が、景が中学時代に同じクラスだった小栗雅人（まっさん）ともなれば、話は別だ。当時は、水泳部で全国大会にも出場するほど、将来を有望視されていた雅人だったが、今は変わり果てた姿に。聞けば、高校時代に目を悪くしてから、水泳は止めたというが……？　人生最低でも、夢を失っても、人は恋をする。落ちぶれたふたりに待っていたものは、紛れもない運命（邂逅）だった――。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

そこは砂漠に囲まれた街だった。自由と繁栄を手にしたヘディカもそれは同じだった。
王の聖誕祭に沸く街の中でシュナは一人の少年に会った。リアンと言う砂漠を旅する踊り子の一人に。シュナはリアンにかつて送り込まれた地獄で出会った友の姿を重ねた……。
ガズゥ──そこは地獄の巣、暗殺団。
外からの依頼で殺しを受け、どんな仕事もやりとげる。そして幼い子供に殺しの術を教え、知識を与え、一人前の殺人者を育てる機関だった。
ヘディカのために、王のために、シュナも三才でそこに送り込まれた。そして彼に会ったのだ。リュカと言う名の友に。気の狂いそうな闇の中で救ってくれたリュカ。絶対的な孤独の中で、魂を削りあうようにして支えあってきた友のことをシュナを忘れたことはなかった……。リアンはリュカなのか。少年達の旅が今、始まる。『呪われた星』『幻の剣』を含めた三部作。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

非常階段で出会った。ここで話した。ここで煙草を吸い、笑って、語って。いつもこの場所だったんだ……。僕とあなたと二人だけの。

※　この作品はイラスト入りです。

奏は父親の会社の秘書部に所属。人にモテる、と言う妙な特技を持っている。最近では父親と会社のことが頭を巡って眠れない。ある日、「倒産する」と言う電話を受けて、かなりの大打撃。借金は三億円。どうする！？　と思っていたら、船上パーティーの招待状を発見。送り主は、先代が可愛がっていた、一寸木貴志と言う、一寸木グループの若きオーナー。
チャンスだ、と思い、三億の融資を頼みに行くが、ルーレットで勝負しましょう、と言われる。賭けるものは「お互いの全て」。でもこの美形、実はかなりの二面性を持つ、恐い男！　父親の代わりに奏が最後の勝負に出たところ、……勝っちゃった！　貴志が跪き、「これからはあなたがオーナーです」と言い出して……。
新オーナーになったのに、貴志から来るわ来るわ、セクハラ地獄！　社員に見られないかドキドキの、新オーナーと秘書、秘書はベッドの中では下克上！

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

可愛いと言われ続ける那岐音矢の理想は男の中の男。まさに音矢の理想を体現したような多々良翡翠が実はオトメンだったのだ……！
親の方針で「男子厨房に入らず」で育てられた翡翠はその反動か、料理や裁縫や可愛いものが好きでたまらない。家では父親の真珠に反対され、それらに勤しむことができないのだ、と言う。でもどうしても辞めることができないと自分はヘンではないか、と詰め寄ってくる翡翠に音矢が理解を示してしまったことからとんでもないことに……。すっかり音矢の嫁になる気分でいる翡翠に巻き込まれていく音矢。けれどもまめな翡翠に音矢はいつしか……。けれども翡翠の前には強大な敵、父親の真珠がいるのだ。真珠の妨害の前に、翡翠の願いは叶う日は来るのだろうか……。

※　この作品はイラスト入りです。

「ほら、色っぽい顔を撮らせろよ」
ゲーム一筋で恋愛なんてしたことのない高校生・宇佐弥城は、天才ゲームクリエーター・茉莉圭司が経営するゲーム製作会社・エンペラーでバイトをしている。内気で人見知りな宇佐が、次回作のモデルに大抜擢をされてしまった。最初は断ったのだが、茉莉のオリジナルゲーム（試作品で公開されていない超レアモノ！！）につられて、引き受けることにしたけど無理難題を突きつけられて……。
「そんな表情できないよぉ」
「しかたない、手伝ってやる」
「……うん」
って、うさぎちゃん、気をつけて！！
茉莉は宇佐を捕まえることができるのか？　ふたりきりの少し危なくてイケナイお仕事、スタート！

※　この作品はイラスト入りです。

はるか銀河の向こうにある都市。その名を「サワディカ」と言う。快楽と欲望の渦巻くその都市で銀色の瞳を持つ少年少女たちは、無為に日々を過ごすだけの存在だった。全ての記憶を消され、ただ貴族たちの虚栄心と欲望の捌け口のためだけの――。美しい銀色の髪を持ったティエもそれは同じだった。けれども彼らは信じていた。いつか必ず青い髪の御使いが現れて自分たちを自由にしてくれると……。
ただひたすら客を取り、閨子として生きていたティエの前に現れたエイダという青年。他の客とはまったく違う彼の態度にティエはいつしか惹かれていく。そんなティエにエイダはサワディカを出たくはないかと言ってきたのだ。
サワディカを出られる？　奴隷と変わらないこの生活から抜け出せる？
ティエは迷わなかった。エイダと一緒にこのサワディカを出て行く――。
しかし、サワディカの外でティエを待っていたのはおそろしい真実だった……。

※　こちらの作品は、芳文社から発行された「銀の闇の彼方」を改題した作品になります。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
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在原律は童顔のトリマー。今日も奥様方にかわいがられながら仕事をしている。けれども最近、ペットショップに頻繁に現れる、ヤクザっぽい男が気になって仕方がない。そんな律にゲイである兄の京は「やめた方がいい」と言ってくる。でも反対されればされるほど律は謎の男に惹かれていく。そして……。
トリマーと刑事の恋は成就するのか！？

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
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それは突然、平凡な毎日にやってきた。町の小さな電気店で働く岩明俊郎の前に現れたのは、派手な格好をした青年だった。どこからみても一般人とは異なる服装に行動。変な奴だとしか思わなかったのにいつしか俊郎はその青年に惹かれていく……。

※　この作品はイラスト入りです。

女の看護師たちからドクター・プリンスと呼ばれている医者の涼島学は、MR（「医薬情報提供者」）の佐久間洋平に口説かれ、戸惑うが……！？

※　こちらの作品はオークラ出版発行の「君に溺れる」（六本木曜著）に加筆・修正を行ったものになります。

※　この作品はイラスト入りです。

陸は普通の高校生。そのはずだったのに、夏休み直前のある日、転校生飛鳥がやってきた。何と飛鳥は大企業の御曹司。何故か飛鳥に気に入られてしまった陸は、キスされてしまう。
悲劇はそれだけではなかった。家族は陸を残し、海外へ。一人残された陸。そんな陸に手を差し伸べたのは、飛鳥だった。家のなくなった陸の面倒を見てもいいと言う飛鳥。しかしそれには条件が……。
「執事になって。ボク専属の執事に……」
それは悪魔のささやき。それでも行き場のない陸は、飛鳥の手を取るしかなかった。「好き。愛してる」陸にささやき続ける飛鳥。陸も段々と飛鳥を意識し始めるのであった。
しかし、飛鳥には陸の知らない愛する相手が……？　あんなにいやだと思っていたはずなのに、陸の心は乱れ……。もう一度振り向いて欲しい。そう思うのに、飛鳥は陸を見ようともしない。陸は初めて知ったのだった。飛鳥への本当の想いを……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

恋人の薫市のために、一生懸命バイトに励む裕見。だけど、そのバイトの内容は彼には絶対にナイショ。セーラー服や18禁ゲームに出てくるようなメイド服、ミニスカナースに学ラン……裕見は、お店にやってくる同性の客に夢とカラダを売る売れっ子だった！　色々な客と色々なコスプレ衣装で関わるうちに、裕見は妙な事件に巻き込まれていく――
コスプレ大好き美少年とその周りの個性的なキャラが巻き起こす、とびきりドキドキなラブコメストーリー！

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

ホテルマン奈瀬が迎えた客は超セレブな美貌の中国人・李光。桁違いの金持ちの彼は奈瀬を気に入りさまざまな用事を言いつける。それはホテルマンと客の関係を超えていた。やがて李光の内面を知り彼に惹かれてゆく奈瀬。だが李光の婚約者だという美少女が現れて………。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
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天才料理人・三神のいる職場はいつも荒れた。三神は腕はいいが口は悪かったからだ。今日も調理場を追い出された三神は、偶然知り合った明斗という少年のアパートに世話になる。だがその少年も料理人だった。他人を信じず、たった一人で生きてきた三神。その彼に満面の笑みで「おいしい」と伝える明斗。三神の胸の中に奇妙な独占欲が沸く。
こいつが欲しい……こいつを手に入れたい。
その欲望のままに三神は明斗を自分のものだと宣言する。愛をしらない三神のやり方は強引で意地が悪く……。だがある事件をきっかけに明斗は三神の料理を食べられなくなってしまった。その日から食卓は惨たんたるありさまになる。激怒し、苦悩する三神は最後の賭けに出る。
三神の過去の傷、愛するという意味。
「俺の身体の血の一滴さえ、お前のために食わせてやりたい……！」
泣いてください。深く切ない感動のシリアス純愛ストーリー。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。