負の強い感情から生まれる「陰宿り」を退治する禰戯(ねぎ)は鈴が感じた雨の中であった少年・暁人(あきひと)の声と頼りに用心のために探し始めるのだが、徐々に陰が現れ始めていく暁人はついに…。
彷徨える魂を浄化させる丙家に生まれた廉は、強引な術で浄化するが故にじっちゃんに浄化を禁じられているにも関わらず、そんなことはおかまいなし。そんなある日、悲愴のマドンナ教師にとり憑いた強大な男の霊を目の当たりにした廉は…。
岬鷹慶士(こうたかけいし)は腕にTATOOに入れようかと画集で一番簡単そうなデザインを筆ペンで書き込むと、突如強い風と共に現れたのは羅曦(らぎ)と名乗る式神は挨拶をすると書き込まれたデザインから慶士の中に入り込み、元式神を抹殺するために運命共同体となるのだった。
父の跡を告ぐ将来(みち)の神条淙希(しんじょうそうき)だったが、そんな資格はないと親友の瑳空冬蒔(さがらとうじ)に相談していると、突然現れた謎の男は願いを叶えるために淙希の体が必要という。力尽きた淙希を庇おうと立ちはだかる冬蒔はその男に連れ去られてしまうのだった。
保澄湊羽(ほさかあつは)は蓮賀紅貴(はすがこうき)の度が過ぎる“スキンシップ”にほとほと疲れ果てていた。その状況を見かねた、寮長の「樹城(きじょう)先輩」が1週間だけ部屋の交換を申し出る。いつも一緒だった二人にギクシャクした空気が流れ出し……。全寮制の高校に通う、普通の高校生「保澄湊羽」と、そんな保澄をだーい好きな「蓮賀紅貴」が織りなす、ドキドキ甘酸っぱいラブストーリー。