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今度の月曜日、ぼくのクラスは席がえだ。まなみちゃんは、となりの席のけんとが勝手に自分のものを使うから、席がえが楽しみみたい。ぼくも、まなみちゃんがとなりか近くの席だといいなと思っている。その時、けんとが「大ニュース!」と言って教室に入ってきた。どうやら、ぼくのクラスに転校生が来るみたいだ。ぼくは、前にとなりの席にいて、引っ越していったまさやみたいな子が来るんじゃないか、すごく心配だ。だって、まさやはいつもぼくにえらぶってばかりいたから……。
転校生は「みかみかい」くんという男の子だった。海の近くで育ったから、泳ぐのが得意なんだって。いよいよ席がえの日。ぼくのとなりは、転校生のかいくんになった。かいくんは、まさやみたいな子なんじゃないかと思うと、胸がドキドキしてきた。先生は、近くになった友だちの「いいところを見つけるように」って言うけど、かいくんのことまだ全然知らないし……。
転校生は「みかみかい」くんという男の子だった。海の近くで育ったから、泳ぐのが得意なんだって。いよいよ席がえの日。ぼくのとなりは、転校生のかいくんになった。かいくんは、まさやみたいな子なんじゃないかと思うと、胸がドキドキしてきた。先生は、近くになった友だちの「いいところを見つけるように」って言うけど、かいくんのことまだ全然知らないし……。
春休みが終わって今日から三年生だ。
はりきって学校にきたのに、クラスがえでなかよしのみきちゃんとべつべつのクラスになってしまった。
「サイアク!」あたしは、みきちゃんと顔を見あわせた。
始業式が始まる前、みきちゃんと放課後一緒にあそぶ約束をした。
かえりの会が終わってみきちゃんを待っていたら、みきちゃんはユカちゃんという新しい友達と一緒に教室から出てきた。
しかも、ユカちゃんとピアノの練習をすることにしたと言って、二人でかえってしまった。
げたばこからくつを取りだしてはいていたら、ぽろんと涙がおちた。
「もう、サイアク」それから、みきちゃんとはあそばなくなって、廊下で会ってもさけるようになった。
そんなある日、同じクラスのすずちゃんが「家にあそびにこない?」と、声をかけてきてくれた。
みきちゃんからは、ちょっと変わった子だって聞いていたすずちゃんは……。
友だちとの関係に悩む子どもたちにおくる幼年童話。
はりきって学校にきたのに、クラスがえでなかよしのみきちゃんとべつべつのクラスになってしまった。
「サイアク!」あたしは、みきちゃんと顔を見あわせた。
始業式が始まる前、みきちゃんと放課後一緒にあそぶ約束をした。
かえりの会が終わってみきちゃんを待っていたら、みきちゃんはユカちゃんという新しい友達と一緒に教室から出てきた。
しかも、ユカちゃんとピアノの練習をすることにしたと言って、二人でかえってしまった。
げたばこからくつを取りだしてはいていたら、ぽろんと涙がおちた。
「もう、サイアク」それから、みきちゃんとはあそばなくなって、廊下で会ってもさけるようになった。
そんなある日、同じクラスのすずちゃんが「家にあそびにこない?」と、声をかけてきてくれた。
みきちゃんからは、ちょっと変わった子だって聞いていたすずちゃんは……。
友だちとの関係に悩む子どもたちにおくる幼年童話。
夏休み、田舎へ遊びに行ったゆうとは、おじいちゃんが海でひろってきてくれたピンクのサクラ貝を、友達のゆきなちゃんにあげようと考えました。
始業式の日、クラスのみんなは、夏休みに行った旅行の話で盛り上がっています。
ゆうとがゆきなちゃんにサクラ貝をあげると、友達が集まってきて、「どうせ、買ってきたんだろ?」「どこの海に行ったんだよ」と、大騒ぎ。
思わず「ハワイに行ってきた」と、嘘をついてしまった、ゆうと。
みんなにすごいと言われて気分がよくなり、おじいちゃんはハワイに住んでいて、何回も行ったことがあると、さらに嘘を重ねてしまいました。
嘘をつくつもりじゃなかったのに、嘘がどんどんふくらんでいってしまいます。
さらに、もう一つあったサクラ貝を妹にあげようかなと思った瞬間、大変なことに気がついてしまったのです。
嘘をついてしまったときの気持ちや、嘘がばれたらどうしようと悩む子どもの心情を丁寧に描いた幼年童話。
始業式の日、クラスのみんなは、夏休みに行った旅行の話で盛り上がっています。
ゆうとがゆきなちゃんにサクラ貝をあげると、友達が集まってきて、「どうせ、買ってきたんだろ?」「どこの海に行ったんだよ」と、大騒ぎ。
思わず「ハワイに行ってきた」と、嘘をついてしまった、ゆうと。
みんなにすごいと言われて気分がよくなり、おじいちゃんはハワイに住んでいて、何回も行ったことがあると、さらに嘘を重ねてしまいました。
嘘をつくつもりじゃなかったのに、嘘がどんどんふくらんでいってしまいます。
さらに、もう一つあったサクラ貝を妹にあげようかなと思った瞬間、大変なことに気がついてしまったのです。
嘘をついてしまったときの気持ちや、嘘がばれたらどうしようと悩む子どもの心情を丁寧に描いた幼年童話。
「保護者会のお知らせ、もらってないわよね」
ママの目が三角になった。
ぼくは、いつもわすれものが多くて、クラスのわすれものチャンピオンの座をあらそっているんだ。ママには、そんなの自慢じゃありませんって、また怒られた。
学校では、前の図工の時間につくったブーメランにクレヨンで色をぬることになっていた。ところが、ランドセルも机の中も必死で探したけど、クレヨンが見つからない! 先週、真吾先生にクレヨンを忘れないようにって3回も言われたのに……。
しかも、ぼくはブーメランに名前を書き忘れていたから、先生に捨てられそうになった。
クレヨンを友達に借りようとしたとき、となりの席のルミちゃんに見つかって、先生に正直に話した。今日の朝、新しいスニーカーのことで頭がいっぱいになっていたから、クレヨンのこと忘れてしまったんだ。
わすれものをしたときの焦りや不安、先生に言い出せない時の心情を丁寧に描いた幼年童話。
ママの目が三角になった。
ぼくは、いつもわすれものが多くて、クラスのわすれものチャンピオンの座をあらそっているんだ。ママには、そんなの自慢じゃありませんって、また怒られた。
学校では、前の図工の時間につくったブーメランにクレヨンで色をぬることになっていた。ところが、ランドセルも机の中も必死で探したけど、クレヨンが見つからない! 先週、真吾先生にクレヨンを忘れないようにって3回も言われたのに……。
しかも、ぼくはブーメランに名前を書き忘れていたから、先生に捨てられそうになった。
クレヨンを友達に借りようとしたとき、となりの席のルミちゃんに見つかって、先生に正直に話した。今日の朝、新しいスニーカーのことで頭がいっぱいになっていたから、クレヨンのこと忘れてしまったんだ。
わすれものをしたときの焦りや不安、先生に言い出せない時の心情を丁寧に描いた幼年童話。