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四月から友子は一年生になりました。学校はとっても楽しいです。でも、となりの席のたっくんは、大きくて力も強いし、「おまえ」なんていうし、ちょっとこわいのです。
ある日、学校のうえきばちに、あさがおの種をまきました。友子は早く芽がでないか、楽しみでしかたありません。放課後、いつものようにあさがおの芽を見に行った時、友子はとなりのうえきばちを倒してしまいました。あわてて元にもどしますが、うえきばちの名前を見て、友子はどきっとしました。倒したのは、たっくんのうえきばちでした。
先生に倒したことをいわなくてはいけないのに、なかなかいいだせません。そして、たっくんにあやまらなくてはいけないのに、たっくんはおたふくかぜでお休みしてしまいました。それから友子は、たっくんのうえきばちにもお水をあげました。ところが、たっくんの芽は一つもでてこないのです……。
友達を思う気持ちの大切さを描いた、心温まる幼年童話。
ある日、学校のうえきばちに、あさがおの種をまきました。友子は早く芽がでないか、楽しみでしかたありません。放課後、いつものようにあさがおの芽を見に行った時、友子はとなりのうえきばちを倒してしまいました。あわてて元にもどしますが、うえきばちの名前を見て、友子はどきっとしました。倒したのは、たっくんのうえきばちでした。
先生に倒したことをいわなくてはいけないのに、なかなかいいだせません。そして、たっくんにあやまらなくてはいけないのに、たっくんはおたふくかぜでお休みしてしまいました。それから友子は、たっくんのうえきばちにもお水をあげました。ところが、たっくんの芽は一つもでてこないのです……。
友達を思う気持ちの大切さを描いた、心温まる幼年童話。
広矢は、プールがきらいです。プールがというよりシャワーがこわいのです。小学校のシャワーは、つめたくて、はげしくて、こわくって、広矢はあの中に入ると、息ができなくなってしまいます。
明日は月曜日です。プールのことを考えると心が重くなってきて、広矢は公園にでかけました。公園のすべり台の下には、水たまりがありました。広矢の手にアリがのぼってきたので振りはらったら、アリは水たまりでおぼれてしまいました。
アリを助けられずにいると、町のリーダーのお兄さんがやってきてアリを救ってくれました。月曜日、プールが始まると、広矢はまたシャワーの前で一人だけ残ってしまいました。
すると、うちつけるシャワーの中で、葉っぱにのったアリを見つけたのです。広矢は、きのうのことを思い出しました。今、アリを助けられるのは広矢しかいません。広矢は顔をそむけながらシャワーの中に手をのばして……。
心の機微を丁寧に描いた幼年童話。
明日は月曜日です。プールのことを考えると心が重くなってきて、広矢は公園にでかけました。公園のすべり台の下には、水たまりがありました。広矢の手にアリがのぼってきたので振りはらったら、アリは水たまりでおぼれてしまいました。
アリを助けられずにいると、町のリーダーのお兄さんがやってきてアリを救ってくれました。月曜日、プールが始まると、広矢はまたシャワーの前で一人だけ残ってしまいました。
すると、うちつけるシャワーの中で、葉っぱにのったアリを見つけたのです。広矢は、きのうのことを思い出しました。今、アリを助けられるのは広矢しかいません。広矢は顔をそむけながらシャワーの中に手をのばして……。
心の機微を丁寧に描いた幼年童話。
ボタンちゃんは、丸いお顔の女の子です。
ボタンちゃんはアンナちゃんのブラウスの一番上にとまっています。
ボタンちゃんの仲良しは、なんといってもボタンホールちゃんでしょう。
ふたりはいつも一緒です。
ところがある日、大変なことがおこりました。
ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまい、ボタンちゃんは転がりおちてしまいました。
ボタンちゃんは、子どもべやのゆかをすすんでいきます。
やがてたどりついたのは、おもちゃ箱のうらがわです。
するとどこからか小さな泣き声がきこえてきました。
泣いていたのはガラガラです。
「アンナちゃんはもう、ぼくのことなどわすれてしまったのでしょうか」
というので、ボタンちゃんはガラガラをなぐさめてあげました。
ふたたびボタンちゃんがころがっていくと、今度はよだれかけにあいました。
『博士の愛した数式』などで人気の小川洋子初の絵本。
ボタンちゃんと忘れられた「思い出たち」との心温まる物語。
ボタンちゃんはアンナちゃんのブラウスの一番上にとまっています。
ボタンちゃんの仲良しは、なんといってもボタンホールちゃんでしょう。
ふたりはいつも一緒です。
ところがある日、大変なことがおこりました。
ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまい、ボタンちゃんは転がりおちてしまいました。
ボタンちゃんは、子どもべやのゆかをすすんでいきます。
やがてたどりついたのは、おもちゃ箱のうらがわです。
するとどこからか小さな泣き声がきこえてきました。
泣いていたのはガラガラです。
「アンナちゃんはもう、ぼくのことなどわすれてしまったのでしょうか」
というので、ボタンちゃんはガラガラをなぐさめてあげました。
ふたたびボタンちゃんがころがっていくと、今度はよだれかけにあいました。
『博士の愛した数式』などで人気の小川洋子初の絵本。
ボタンちゃんと忘れられた「思い出たち」との心温まる物語。