とーちさんのレビューリスト　

相手が思う幸せのカタチと自分が思う幸せのカタチは違うかもしれない。でも、お互いの違いを知って認め合って寄り添い合うことでお互いに幸せにし合えるのだと、激しくも優しいお話です。お伽噺のような物語調で綴られる何気ない日常も素敵。そして何より、アシュのあざと可愛らしさにハートを撃ち抜かれました(笑)。

好ましい人の側にいることを悲しい幸福な夢と表現する千尋と、一途なわんこ過ぎる嵯峨野。回り道もあったけど二人が幸せを選び取れて、ハッピーエンドでよかった。甘やかしたがりと甘えたがりのイチャラブがもっと読みたかったなぁ。

強面不器用なムッツリ王様と、ふわふわぴよぴよ頑張るちびエナガのやりとりに癒やされます。そんな二人の周りを囲む面々も魅力的。そして何よりエナガちゃんとにかく可愛い。温め鳥萌え。王様、幸せのピンク鳥とお幸せに！

それぞれのコンプレックスを抱えながらもお互いを一途に思い合う不器用な二人と、愉快な仲間たちのお話。天使がホント天使でした（しみじみ）。カンちゃんセンさんと妖怪たちの距離感も素敵。幸せなハッピーエンドに、読み終わった後ほっこりした気持ちになりました。

一途で健気すぎる青のいじらしさに涙。青の、どんなことにも一生懸命でどんくさいところも可愛らしくてたまらないです。青に甘くてメロメロだけど、たまにちょっぴり意地悪しちゃう正人の気持ちがとっても良く分かります。尻尾…（悶え）！切ないけれども優しいお話で、読み終わったあと心がほっこりしました。

『黒曜に導かれて愛を見つけた男の話』→『黒曜の災厄は愛を導く』の順で読んだので、攫われた後の秋人にそんなことがあったの？！と、ドキドキハラハラ。そして秋人と、クロいトカゲモドキとの出会いに一番心が踊りました(笑)。クロさんキュートでプリティすぎる！秋人が怪我したところにいそいそと…とかものすごく悶えます…！秋人にとって全然優しくないことばかりの世界だったけれど、どんなに辛くても諦めずに足掻き続けた秋人に、そして秋人がやっと幸せに辿り着けたことに涙涙でした。クロさんはもちろん、レンドルフにでろでろに甘やかされて、これからはちょっとずつ甘えっ子な秋人になれる、かな？ レンドルフー、クロさんを邪魔にしないでー(笑)。

大好きという言葉では足りません。☆10付けても足りない！作者様のオススメを知らずに、タイトルに惹かれて『黒曜に導かれて愛を見つけた男の話』→『黒曜の災厄は愛を導く』の順で読みましたが、この世界の在りようやレンドルフのバックボーンを知ってから話を読み進めることができて、このお話へより入り込めたように思います。世界は二人のためにあるのではなく。レンドルフにとっては理不尽な事だらけの、そして何よりも秋人にとっては冷たく恐ろしい世界。だけれども、主人公や主人公に近い脇役だけでなく、通りすがりの一人ひとりがちゃんと地に足をつけて生活しているところまで感じさせてくれる世界観にやられました。そんな世界で、レンドルフが心から大切に愛せる存在に出会えて本当によかった。秋人を甘々に溺愛するレンドルフがかわいいです(笑)甘々をもっと見たい！BLに留まらず、物心ついてからウン十年にわたる読書歴の中でも3本の指に入るほど、お気に入りのお話に出会えたことに感謝。

表紙からして「コレ好きなやつ(お話)…！」にまにましながら読みました。もふもふは偉大です。記憶喪失物ですが、受けも攻めも周囲もみんな明るくて楽しく読めます。ラッキースケベ(笑)満載で無意識ないちゃつきっぷりにこっちまで心がぴょこぴょこ！

コメディなんだけど、笑いありドキドキありキュンキュンあり、笑えるんだけどそれだけじゃなくて。とっても素敵で大好きなお話です。攻めも受けもお互いが大好き過ぎます！落ち着くとこに落ち着いて良かった(笑)。

一言で言うなら、『猫ぉ………っ』！！　猫に好かれたいおまわりさんと、猫になっちゃったツンデレさんのお話です。ツンツンな共同生活初日からだんだん甘えたになっていくツンデレさんと、最初から甘やかし全開のおまわりさんに悶えました(笑)　ミドリノエバさんのイラストも可愛らしくて癒やされます。思いが通じ合ってからのこれからの日々ももっと見たかったー！というのだけがちょっとだけ心残り。きっとツンデレながらも甘々な日常を重ねていく二人と周りだと思います。お幸せに！