ミカンさんのレビューリスト　

“悪役令嬢”の“断罪”で感じてるモヤモヤをサブキャラクターの令嬢が言い表してくれていて「そうそれ！」と、なってしまいました。タイムリミット24時間なのでサクサクと話が進んで３巻で終わるのが私的にはありがたいので星５つです。手紙の送り主…まさかまさかで驚きました！

コミカライズ版を読んで展開が気になって原作を読みたくなり購入。徹頭徹尾“エミが作り上げたレミリア”を演じきったレミリアは悪役令嬢の鑑。正直、元婚約者をはじめとする攻略対象たちの操られていたわけでもないあの仕打ちっぷりが愚かな劣等感からと分かった時は「凡庸である事はまだ赦せるが、自分のレベルに相手を引きずり下ろす事で対等になれると思うバカさ加減はもはや醜悪!!」と思った。

主人公の異母妹がいわゆる逆ハーレムのヒロインかと思いきや、良い意味でのどんでん返し。男衆の馬鹿っぷりには「君ら何なの？」と…(苦笑)

２つ目の話の“悪役令嬢”はとても好ましいご令嬢だった。その分、婚約者どのがボンクラボンボンで、ヒロインはこの場合は“被害者”でいいと思う。

悪の華道シリーズと１つ目のサバゲー令嬢は面白かった。

４つ目の話の婚約者どの。よくある公衆の面前で罵倒しての婚約破棄ではなく令嬢の体面も慮ってる様子だったので、少なくともおバカではないのだなと思っていたら、おやまぁ…(苦笑)

主人公は最高の悪女(悪役令嬢)になるぞ！と、がんばっているけど、いやいや！その努力って既得権益にあぐらをかかない自立した人間への直線コースだから！つーか、このままだと主人公ってばヒロインのライバルどころか国をひっくり返す存在(ある意味歴史に名を残す“悪女”)になるのでは?!

他の方も書いてましたが、コミカライズ版はもう一つあって、そちらの方は確かにヒロインの心情とか掘り下げてはいるんですが、それってクズい元婚約者(ヒロインに対するコンプレックス云々はあっても情状酌量の足しにはならん！)とのやりとりが増えているわけだから、そーゆーのは長々見たくない！キリの良いトコロで一区切り…がいい人にはこっちの方がいいかも…(ただ、本当に「え？これからじゃん？」な、ところで終わってますので…)

主人公は「逆行して死亡フラグ要素をへし折る対策」したはすが、逆行者が実はもう一人いて、多分真面目な贖罪のつもりなんだろうけど…どうなる事やら。

あっま〜い！甘甘です。溺愛に程よい独占欲。ヒロインが「自分は女性しか愛せない」と、言っていますがそんなハードに百合してません。皇女との関係も“憧れのお姉さま”と“愛らしい妹”って感じで可愛い。