相変わらず突き抜けてますねー。弟カプがかわいらしかったです。二人とも純粋。素直すぎてまったくと言っていいほどなーんにも葛藤がなかったり、というか、流され？兄のほうは私から見れば新人類です。（古）理解に苦しむ思考回路。エチ多いし、アングルもそこそこいいのに、なんでか萌えない。そこが残念です。

正直カイエンはどうでもよくて、レイリンが気になって購入。あざとくて、裏表が激しい人間って大嫌いなんだけど、なぜだかレイリンだけはもう、不憫で・・・親の思惑や都合だけで犠牲になって（涙）、望んだ幸せもつかめなくて。でも、どうにか幸せになってくれたようでよかった。本当はもっと幸せいっぱいなところがみたかったなー。地雷なはずの人間の幸せを願ってしまうなんて自分でびっくりです。

くっつく（好きと自覚するのが）のがあまりにも早すぎて、というか、自覚以前に快楽の誘惑に弱すぎて、えーーーという感じもしますが、一途な皇子様の思いがかなってよかったねと。表題作もよかったのですが、弟カプも面白かったです。天然が入っている裏も表もない人間ほど周りを振り回すものはないですねえ。以前宦官シリーズの別の作品をちらっと読んだことがあり、あまりはまらなかったのでそれほど期待していなかったんですが、結構楽しかったです。値引きありがとう。

兄カプの前作がなんとなくすっきりしない心残りのある終わり方だったので、きちんとしたハピエンでよかったです。弟カプも読めて楽しかった。兄弟の両親が、さばけた人たちで以外でしたがよかったです。結果、兄が一人でうじうじしていただけなんですねえ。

続編出てたの気づきませんでした、うれしい。湊の、相変わらずのかわいい嫉妬や我慢しなきゃっていう苦しさ。女性にもありますよね「重い女になりたくない、可愛い彼女でいたい、自分が一番であってほしい」。一途な静真君なので読者者は安心して見守れますけども。この、安定したカップルがどう振り回されるのか今後の展開が楽しみです。だって、もちろんハピエンですよね？ね？はやく続き！！！

抵抗の「て」の字もなかった。同性同士の初キス、少なくとも「えっ何なんで？」くらいありそうなものなのに、起こる出来事すべて無抵抗で受け入れる衝撃。すごいわ。一緒にお風呂なんて、銭湯でもない限り同性同士だって恥ずかしいでしょうに、真正面からイチモツを手に取ってものすごい観察(笑)。この受けどうなってんだ。この作家さんのお話は二話目ですが、セックスを「隠すもの」ではなく、あかるーく表現していますね。想像していたのとまったく違うお話でしたが、これはこれで楽しかったです。

えーなんかあっという間に読んでしまった。ページ数はそこそこあったはずなのに。初めての設定だったのでおもしろかったのもあるけど、本音言えば、もっと深いとこまで行ってほしかった。でもそれにはページ数が足りないということでしょうね。それにしてもこの作家さん、ものすごく画が変わった。根っこの部分はそのままだけど、すごく見やすくなった。初期のころはほんと目がチカチカして疲れてしまって、お話は良くても目が疲れるから読むのどうしよう、、、って迷うほどだったのに。もっともあの絵がいい！というファンの方もおられるとは思いますが。このお話だと同性なので子孫は望めませんが、これにオメガバースをかけてしまえば・・・と思ってしまったのは私だけでしょうか。

おげれつさんの作品って、「今時の若者言葉」が結構あって知らないとわけわかんなかったりするし、その上専門用語埋め尽くしで。おかげで検索の癖がつきましたよ。この作品に限って言えば専門用語はもう考えないことにしました。気になるならそのとき検索すればいいやって。相変わらず絵はきれいだしエチ修正も軽くてうれしい。そして一途な攻めでよかったとつくづく思います。それにしても「付き合っている」かどうかに男性ってこんなにこだわるもんなんですかね、意外でした。

まさか３巻目出るとは思ってなくて、なにか波乱が？って思ったんだけどそういうこともない。絵はきれいだしハピエンで好みなんですが、正直心に残るものはなかったです。そもそも、受けが２７歳とは思えないピュアさ。童貞設定ではないようですが、こんなんで今まで女性と恋愛とか想像できない。

泣いた。レビュー読んで当たりか外れかものすごい迷ったんですけど良かったです。ただ、受けが主人公だと思うんだけども、最後のほうで生い立ちが明らかにされていなかったのがとても気になりました。攻めのは結構わかりやすく書かれてたんですけど、どうしてでしょうね、ページ数の都合ですか？そして恋が実った後のお話とか１５年後のお話とかあまりに少なすぎる・・・もっとハッピーなところ見たかったです。それにしても誠二さん・・いい人。