よくあるストーリーだけど、悪い人も出てこないしテンポもよく、基本的に明るい雰囲気なので読みやすかった。この先生の作品を久しぶりに読んだけど、以前より絵が雑と言うか顔などのデッサンがおかしいのか違和感があった。

JET先生の濃い絵柄とは対照的にあっさりしたストーリーだった。ヒーローも傲慢しまゃないし、邪魔者もないも同然。さらっとハッピーエンドだった印象。

2作通して華やか美人のリディアが話を持って行ったような気がした。ヒーロー、ヒロインより彼女の印象が強かった。

書かれてる方も多いけど、いじめた方はそれを忘れているって言葉が現実的だった。彼らがそれを悔いて謝罪する描写もなく、ヒーローはヒロインとの愛情で乗り越えた。実際の世界でも被害者は完全に忘れることは不可能でも、自力で何かを見つけて克服しなきゃいけないんだなと思った。

自分の殻に閉じこもりがちなヒロインをひたすら尽くしてほだしていく心の優しいヒーローだった。ヒロインが少し独りよがりな感じもしたけど、悪い人がいないので安心して読めた。

実際に近くにいたら「あのねぇ」とイラッとするキャラでもあるけど、マンガだしこのくらいポジティブな主人公が見てみて癒されるし楽しい。8巻まで一気に読んだけど、肝心のストーリーが何も進展がないので星一つ減らしました、

サンプル部分のほうが濃縮されている感じで面白かった。麻生先生のキラキラな世界は良かったけど、物語自体は平凡で起伏のないままあっさりハッピーエンドで少し物足りなかった。

ヒロインが話せない設定のHQは初めてだったので新鮮だった。大きな犬がいい仕事してた。ラストのヒロインたちの幸せ感と、悪役女性の改心しなさ加減が逆に清々しかった。

ヒロインが陥れられた状況が可哀想で、これからヒロインにはぜひ幸せになって欲しいと思った。ヒロインは良かったけど、ヒーローがいい人だけど今ひとつ好感が持てなかった。大人の女性のヒロインに、子どもの頃の無邪気さを求めてるのは夢見過ぎな気がした。

笑顔の可愛らしいヒロインだけど、ストーリーは基本甘い雰囲気だった。上司と恋人関係になって仕事とプライベートの距離が近すぎるとそう言う感情もでてくるよねぇ。お互い仕事に対しても真剣であるからこそ。割とトントン拍子な展開の中でその辺りの葛藤が面白かった。